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『コボルド (KOBOLD)』
※画像はファミコン版ウィザードリィIのコボルド
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今回紹介するのはRPG界において、オークやゴブリンらと並ぶ三大雑魚モンスターとして知られる「コボルド」なのであるが、そうは言っても最近のRPGではとんと見かけなくなり、もはや忘れられてしまってるのでは?という感すらある(比較的ファンタジー系MMOなどには登場してるっぽいが)。

創作世界の存在は、忘れられてしまえばそれは「存在しない」ものとなってしまうので、ここでひとつもう一度彼らの存在を認識してもらうことで復活を願ってみたいと思う。

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※画像はブラックオニキスのコボルド

RPGに登場する「コボルド」は、一般的に小柄な人間のような姿をしているが「顔が犬」のようであることが最大の特徴として描かれることが多い。知能はそれほど高くはないが、種族同士のコミュニケーションをとれる程度の知恵はあり、集団で冒険者に襲い掛かかってくることが多い。ただし根は臆病なのか、単体になると直ぐに逃げ出してしまう。

存在としては「ゴブリン」に近い「妖精的な鬼」であるため、オークとは違い人間との混血種族などは見かけることが無い。

コボルドは、古い童話などにも人間相手にいたずらをして困らせる妖精として登場するが、そのコボルドは「犬のような顔」はしていない。コボルド=「犬のような顔」という設定をはじめて行ったのは、ファンタジー系RPGの先祖ともいえるTRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」といわれており、日本でそのイメージを強く印象付けたのはファミコン版ウィザードリィIに登場したコボルドだと言われている。

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※画像はPC98版ウィザードリィIのコボルド

私個人が「コボルド」と聞いて最初に想像するのも「ウィザードリィ」のコボルドなのだが、それはファミコン版のではなくパソコン版のほうである。こちらのコボルドは、ファミコン版ほど「犬」には似ていなく(尻尾も無い)、どちらかというと「爬虫類」のような印象を私は当時持っていた。

まあ、パソコン版のウィザードリィのモンスターデザインは全体的にどこか「狂っていた」ので、どこから設定を持ってきてデザインしたのかはあまり気にしないほうがいいのかもしれないw
(もちろん私はパソコン版のモンスターデザインも好きだが)

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※画像はファンタジー ~ジェルノアの章~のコボルド (可愛いw

最後になるが、鉱物の「コバルト」の語源は実はこのモンスター「コボルド」からきていて、コバルトは原石の状態から有用な金属を抽出すること(冶金)が非常に難しいことから、これは人間を困らせるためにコボルドが魔法で作り出した鉱物なのだという話から、そう名づけられたそうです。

なかなか面白い話ですよね。
RPGでのコボルドが野外よりダンジョンなどに登場することが多いのも、こういう話が影響しているんでしょうね。

参考資料:RPG幻想辞典(早川浩/ソフトバンク)



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