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発売年:1988年
開発元:アスキー
ジャンル:アダルトPRG
発売機種:PC-88、PC-98、MSX2
※画像は全てPC-98版のものです

※本作はR-18のアダルトタイトルです。
 本記事に直接的な性描写画像は載せていませんが、不快に思われる方は閲覧を中止してください。
 また画像には自主的に修正をかけているものがあります。

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さて、今年ももう1週間を残すところとなりました。(※2012/12/23の記事です)
年末ともなれば、連日のように行われる忘年会にぐったりしている人も多いかもしれませんね。
忘年会、年忘れ、これらはその年にあった苦労や嫌なことを忘れるというものですが、だからといって自分がやってしまったことを都合よく忘れて「なかったこと」にしようというのは虫が良すぎる話ではないでしょうか?

今回はまあそんな話…かもしれません。

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「カオスエンジェルズ」は、1988年に「ボコスカウォーズ」や「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」で有名な「アスキー」より発売されたファンタジーRPGを題材にしたアダルトゲームです。

RPG要素を持ったアダルトゲームの始祖といえば、かなりの割合で最初に名前が上がるのはエルフの「ドラゴンナイト」でしょう。しかしドラゴンナイトが発売されたのは1989年で本作は1988年の発売ですから、アダルトゲームの世界にRPGの要素を持ち込んだ始祖としては本作の方が適しているかもしれません。

プレイヤーは、月が真上にあるときだけ砂漠の中に姿を現し、最上階に行けば全ての願いが叶うと言い伝えられる「ウロボスの塔」を探してやってきた戦士となり、数々の障害を乗り越えて最上階をめざします。と、このへんは普通のRPGっぽい感じなんですが、ある要素が当時かなり異色であったため話題となりました。

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何がそんなに異色だったのかというとファンタジーRPGではお馴染みの、主人公と戦う敵であるモンスターが、
すべて可愛い女の子なのです!
敵が人間、あるいはもともと人間に近い姿をしているハーピーやマミー、ライカンスロープ(いわゆる獣人)だけならまだしも、大サソリ、クラーケン、大コウモリ、ケルベロス、果てはバブリースライムなどまでが女の子の姿(今で言う”擬人化”)で登場するのです。

プレイヤーにとっては、なんで塔の中にモンスター化した女の子がいるのか理解できない状況なわけですが、それはゲームを進めていくうちにある程度が明らかになっていきます。

そんなモンスター娘たちと戦い勝つことで”ある行為”を行うことができ、それが本作がアダルトゲームに分類される理由なわけですが…そこについてはちょっと後にしましょうw

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では本作のシステムについて簡単に説明しましょう。
本作は「ウィザードリィ」に代表されるいわゆる「3Dダンジョン探索型」のRPGとなっていますが、パーティ制ではなく終始主人公ひとりきりでの冒険です。

砂漠の中にある塔が舞台なので近くに街などはなく、塔の近くに張ったテントが主人公の拠点となり、そこで体力の回復やセーブ/ロドが行えます。そのキャンプを出て塔の中に入ると、画面に擬似3Dダンジョンが表示されるのでテンキー操作で前進、方向転換、後退などの移動を行います。

ダンジョンを歩いているとモンスターに遭遇するのですが、突如目の前に現れるパターンと、画像のようにダンジョンの部屋や通路などに姿を見せるパターンがあります。前者ならそのまま戦闘シーンに突入しますが、後者の場合離れれば戦闘を回避することも可能でした。
ただし一部の遠距離攻撃が可能な敵に遭遇した場合、この状態から攻撃される事もあり、こちらが攻撃しようと1歩前にすすむと相手が一歩下がってまた遠距離攻撃をしてくるなど1987年の「ダンジョンマスター」のような戦闘になる場合もあります。

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そして戦闘シーンですが、戦闘システムは非常に単純で、戦う、魔法、逃げる(あと特殊能力)しかなく、戦うのも敵のいる方向のテンキー(つまり8)を押せばそれが戦うのコマンドを入力したことになり、それ以外の左右か後のテンキー(4/6/2)を押すと戦闘から脱出するコマンドになっていました。
魔法(あと特殊能力)の場合のみ、対応するファンクションキー(アルファベットにも対応してる)を押すことで実行になります。

魔法や特殊能力は特定の状況以外使用する機会があまりないため、基本的にはテンキーのみで操作できる、というか8キー押しっぱなしでOKでしたw

戦闘はターン制で、お互いに攻撃を交互に繰り返し、主人公の体力(画面での”HIT POINT”バー)が0になる前に、敵の体力(画面での”MONSTER”バー)を0にすれば勝利となり、経験値(画面での”EXPERIENCE”バー)の値が増えます。そして経験値バーが右端まで伸びると1レベルアップとなり、主人公の体力などが上昇します(最大LV20)。
ちなみにマジックポイントというパラメーターは存在しないので、魔法を使用する際には”宝石”を1個消費する。

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さて、お気づきの方もいるかと思いますが、画面上に表示されている”VITALITY”というパラメーター。これは一体なんなのでしょう?魔法についてはさっき言ったように宝石を消費して使用します。特殊能力は回数制なので関係ありません。
実はこの”VITALITY”こそがこのゲームの”キモ”なのです!

戦闘でモンスター娘に勝った場合、モンスター娘は殺されるわけではなくただダウンするだけで、”何もしなければ”すぐに逃げていってしまいます。そう”何もしなければ”ね(ニヤリ
なんと本作では戦闘後モンスター娘がダウンしているときに、そのままもう一度”8”キーを押すと、今度は攻撃ではなく”襲いかかる”というコマンドになり、なんと…
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モンスター娘とXXXしてしまうのです!
Oh!モーレツゥ!(いつの時代の人だよw
そしてXXXしたモンスターが特殊能力を持っていた場合、XXXすることで主人公はその能力を自分の特殊能力として吸収(ラーニング)できてしまうんですねえ(じゅるり

ただしそう簡単にXXXできるなんて夢のような事はありません。ここで”VITALITY”の存在が出てくるんです。
”VITALITY”は最初から3ポイント設定されており、戦闘中に攻撃や魔法を実行すると1ポイント消費します。この値が0になっても戦闘や行動に影響はありませんが、なんと戦闘後にモンスター娘を襲うことができなくなります(血涙
ちなみにレベルアップしても”VITALITY”は増えない。

モンスター娘には最大で2回襲いかかることができ、それぞれ別のグラフィックが用意されています。ですからエッチな画像を見るためには最低でも2発で倒すか、もし2枚全部見たいなら1撃で倒す必要があるんです。
なもんですから一番弱いモンスター娘に襲いかかるのでも結構レベルを上げなければ到底無理なので、始まってしばらくはズボンは下ろさない方が身のためですね。 風邪ひくぞw

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本作に登場するモンスター娘達は、全体の数は多くないですがみんなとても可愛いくて、エッチシーンだけじゃなく戦闘中の画像もそれぞれ数枚ずつ用意されているし、全部のグラフィックに”動き”が良く表現されているので何回も見せられてもあまり飽きません。
今でもこの作品のファンが結構いるというのも納得してしまいます。

しかし本作のRPGとしての部分は正直言うと物足りない部分が多く、もし続編などが制作されていたらそのへんもパワーアップしていくことで、ドラゴンナイトシリーズのように看板ソフトになれたのかなぁ?とも思いますが、どうやらこの当時アスキーは過去に出したアダルトゲーム(本作以外にも「Carrot」などがあった)を「なかったこと」にしたいという風潮があったらしく、そのへんのゴタゴタで続編の制作はなくなったとのことです。

まあ光栄にしろエニックスにしろ会社が大きくなったり知名度があがったりすることで、過去に発売していたアダルトゲームをなかったことにしたがるというのは仕方がないとも思うんですが、作り手が頑張って心血注いで作ったものを、あとになって「イメージが悪くなるから」となかったことにしようというのは、ちょっとどうなんですかねえ?



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