0f6e2403.png


発売年:1994年
開発元:HARDCOVER(フェアリーテールの別ブランド)
ジャンル:コマンド選択式ADV
発売機種:PC-98など

※本作はR-18のアダルトタイトルです。
 本記事に直接的な性描写画像は載せていませんが、いささか過激な画像、グロテスクな画像が含まれます。
 不快に思われる方は閲覧を中止してください。

X012

36638332.png

* 作品紹介
「ネクロノミコン」は1994年にアダルトゲームメーカーである「フェアリーテール」の別ブランド「HARDCOVER(ハードカバー)」より発売されたホラーADVです。
アダルトゲーム扱いになっていますが、内容として過激な性描写シーンは少なく、主にグロテスクな表現による規制でR-18規制されていたものです。

作品タイトルの「ネクロノミコン」からピンとくる方もいるかもしれませんが、伝説の怪奇幻想小説家「ハワード・フィリップ・ラヴクラフト」の作品、及びそれに関係するいわゆる「クトゥルフ神話」作品をベースにしたものとなっており、ストーリー的にはラヴクラフトの作品「インスマイスを覆う影」をモチーフにしたものと思われます。

92273f6e.png

* ストーリー
ロンドンで取材記者をやっていた「ジョナサン」は、自分の家系図に名前が残る数代前の女性の記録を調べる為に、休暇を兼ねた取材旅行として、その女性の出身地「アーカム」へとやってきた。

ジョナサンの家系はその当時かなり栄えていた名家だったにもかかわらず、その女性の婚姻はかなり好ましくないものであったと言うのだ。
それにまつわる情報を探す為アーカムの町で調査を始めたジョナサンは、町にある不気味な遺跡で1人の老人に出会う。
その老人はジョナサンに向かってこういった「インスマウス顔」だと。

485c768c.png

* システム
ゲームシステムについては以前紹介した「DEAD OF THE BRAIN 2」とほぼ同様のものとなっています。
画面に表示されている対象にマウスカーソルを合わせると対象がカーソルで囲まれ、その状態で左クリックすると対象に対して何かアクションを起こします。

例えば人物全体がカーソルで囲まれている場合は、その人物を「見る」。
顔だけがカーソルで囲まれている場合は、その人物と「話す」。
人物以外のオブジェクト(机やいす、本など)の場合は、1回目のクリックで「見る」、2回目以降でもし取れるものであれば「取る」、動かせる場合は「動かす」というように状況によって変わります。

今いる場所から移動したり、セーブしたい場合など右クリックするとサブメニューが出てきます。
(ただしセーブはどこででもできるとは限らない)

プレイヤーの操作としては、いちいち「見る」「取る」などのコマンド選択しなくても、対象物にカーソルを合わせてクリックするだけなのでかなり楽なのですが、それはそれで単調になるので物足りなさを感じてしまうかもしれません。

9eabf092.png
fecd7e4a.png

* グロテスクなシーン
ホラーADV、しかもラヴクラフト作品がモチーフと言うだけあって、グラフィックの雰囲気もかなりおどろおどろしく、さらにグロテスクな描写も多く含まれています。
ちなみに上の画像2枚はこちらのブログ用に選んだソフトな方で、人間が食いちぎられたり、串刺しにされたりなどとここには載せにくいような過激なものもありました。

またいわゆる”エログロ”的な描写も結構含まれているので、そういうのが苦手!不快だ!という方にはお勧めできない作品かもしれません。

necronomicon_13
* エッチなシーンもね
本作には、まあオマケ程度ではありますがエッチなシーンも存在します。
一応アダルトゲーム扱いですし、買う側にとってはアダルトゲーム=エロがいっぱいあるゲームという認識ですからね。人目を忍んでアダルトゲーム買って来て、さあプレイするぞと張り切ってみたらグロシーンばっかりでエロシーンが無かったら、ふざけんな!詐欺だ!金返せ!ってなりかねませんし。

作品の評価の中には”エロシーン”いらないんじゃないの?という声もありましたし、実際私もそう思わないでもないんですが、よーくエロシーンでの主人公の感情の部分を読んでいると、ちょっとラストへの伏線なんじゃないか?と思われる部分もありましたから、これはこれで良かったのではないかとも思います。
ただヒロインの女の子意外あまり可愛くないっていうのがなぁ…。

44519c41.png

* 評価としては
この時代のADVゲームの”ゲーム性よりストーリー性を重視”という定番からは外れていないので、古いADV的なゲームとしての謎解きはほとんどゼロ、ただあちこち回りながらカチカチクリックして行けばストーリーが進みます。
さらにハマり、デストラップも存在しないのでゲームオーバーになる事もありません。
システムの説明でも述べたように単調なクリックの連続なので、ストーリーがまだ見えてこない序盤では退屈になりがちです。

しかしストーリーについては十分と言っていいほど良くできていて、話が動き出してくると緊迫した雰囲気が単調なクリック作業の退屈さを忘れさせてくれます。
いきなり画面が変わって「ギャー!」みたいなドッキリは無いのですが、解っていても場所を移動した際に、次の画像が表示されるまで変な不安にかられるのは、私が雰囲気に飲まれてしまっていたからでしょうね。
特に後半は気が付くと、ストーリー展開にかなりのめり込んでいた自分がいましたw

4f052ad2.png

もしかしたらそれは私がラヴクラフト作品が好きだったからかもしれません。ラヴクラフトやクトゥルフ神話について多少なりとも知識があると、思わずニヤリとしてしまうようなシチュエーションや単語も登場しますからね。
逆にそういった知識のない人には「????」となる部分が多くあるのも事実かもしれません。

好きな人なら、遊び終わった後に絶対ラヴクラフト作品を読み返したくなる、そんなゲームでした。


最後に、この作品にはエンディングが2パターンありますが、片方は結構”鬱”になります…。

みなさんはこのゲームで遊んだ事ありますか?


↓ブログランキングに参加してます。クリックして頂くと私の「やる気」がアップします。
にほんブログ村 ゲームブログ レトロゲームへ