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発売年:1989年
開発元:エルフ
ジャンル:ファンタジーRPG
発売機種:PC-88、PC-98、X68000、MSX2など

※本作はR-18のアダルトタイトルです。
 本記事に直接的な性描写画像は載せていませんが、不快に思われる方は閲覧を中止してください。

X010

-エロゲーの「ゲーム」としての可能性-
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「ドラゴンナイト」は1989年に「エルフ」から発売されたファンタジーRPGで、以前紹介した「ドラゴンナイト2」の前作にあたります。

今ではアダルトゲームの老舗として知らない人はいない程の会社となった「エルフ」の名前を世に知らしめたタイトルで、パソコン版はアダルトゲームとして発売されましたが、後に過激なシーンを修正した家庭用ゲーム機版が一般向けとして発売されました。

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* ストーリー
流浪の旅を続ける剣士「ヤマト・タケル」は、食糧の補給と旅の疲れを癒す為に美女だけが住む国「ストロベリーフィールズ」にやってくる。そこでルナという美女に剣の腕前を見込まれたタケルは、むりやり王女に謁見させられ「ストロベリーフィールズ」の現状を聞かされる。

ストロベリーフィールズにそびえ立つ「女神の塔」にはその名のとおり「水の女神」が居たのだが、塔に住みついた「ドラゴンナイト」によって女神は封印されてしまう。さらにドラゴンナイトは女神から奪った宝玉の力ででストロベリーフィールズを滅ぼそうとしている。女神の宝玉を奪い返すべく、塔に何人もの戦士を送ったが誰も帰ってこない。

王女は「どんな願いでも1つだけ叶える」という報酬で、タケルに女神と捕まっているであろう戦士達の救出、さらに宝玉の奪還を依頼するのであった。

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* システム
本作はウィザードリィタイプのベーシックなダンジョンRPGとなっています。ただしパーティ制では無く主人公「タケル」一人で冒険を進める事になります。そういう意味ではイメージ的にクリスタルソフトの「リザード」という作品に近いかもしれません。

それなりにRPGっぽいシステムにはなっていますが最初の作品だけあって、武器防具の種類が少ない、いらなくなった物が売れない、魔法はあるが2種類(攻撃・回復)しかない、回復アイテムが無い、移動中にキャンプがはれないなどとシステムとしてはまだ貧弱だったと思います。

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* 戦闘
ダンジョンを探索しているとランダムで敵に遭遇し戦闘になります。
戦闘はコマンド式のターン制ですが選択できるのは、戦う/魔法/逃げる、だけのシンプルなものです。

登場するモンスターは最大で6匹まで出現しますが、こっちはタケル1人だけなので敵が多いと一方的にフルボッコにされることもままあります。ですが回復魔法を使用すると1回でHPが完全回復するので多少は楽かもしれません。
(ちなみに登場するモンスターは魔法攻撃や状態異常の攻撃をしてきません)

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* お楽しみ?
ダンジョン(塔だけどね)の各所には、ドラゴンナイトを倒す為に女王が派遣した戦士(女性)達が捕まっています。
この女戦士達を捕まえて「お楽しみ中」のモンスターを撃退すれば、女戦士達を助ける事ができ、ここでちょっとエッチなグラフィックを見る事が出来ます。

しかし女性達が捕まっている場所に行くのはそう簡単では無く、ダンジョン内に設置されている様々な「しかけ」をクリアして行かなければいけません。
例えば女戦士が捕まっている部屋に入る為にダイヤル式ロックの扉を開けなめればいけない箇所があるのですが、このダイアル番号を攻略情報などで知識として知っていただけでは開ける事はできません。ちゃんとダンジョンの中にあるダイアル番号のヒントを入手していないと開ける事は出来ないんです。
つまりADVゲームのように、謎を解くには「必要な情報を入手した」というフラグを立てなければいけないんですね。

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* アダルトゲームの可能性
それまでのアダルトゲームというのは、ミニゲームをクリアしてエッチなグラフィックを見る。という趣旨のものがほとんどで「アダルトゲーム」なんてジャンルであっても「ゲーム」というには貧弱すぎるものばかりでした。

本作はそういう常識を覆し、アダルトゲームであってもちゃんと「ゲーム」としても楽しめた作品で、この後にアダルトゲームであっても「ゲーム性」を重要視する作品が増えるきっかけとなりました。
さらに当時のアダルトゲームとしては、かなりレベルの高い「ご褒美グラフィック」が話題となって、本作はエルフというゲーム会社の出世作となり、さらにシリーズ化し4まで制作されていましたね。

パソコン版が好評だったためか、1995年には一般向け作品として修正を加えたPCエンジン版が発売され、さらにはOVAまで発売され、今では普通にある、アダルトゲーム>一般向けゲーム化>アニメ化、という流れの元祖となりました。

みなさんはこの作品覚えてますか?


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