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※X1版「夢幻の心臓Ⅱ」のプレイ日記です。
※※ネタバレを含みます、未プレイの方はご注意ください


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さて何とか無事「夢幻の心臓2」をクリアできたので感想でも書こうかと思ったんですが、いろいろ書いてるとやたらと長くなりそうだったので、このゲームについて思ったこと数点のみ述べたいと思います。
(それでも長いんですがw)
※ちなみにX1版の「夢幻の心臓2」についてです。PC-88版も同じかどうかは解りません。


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* 乱数について
このゲームは乱数の幅がとても広いようなきがするんですよね。そしてそれがゲームの進行に大きく影響する。

例えば敵に遭遇した時、このゲームでは1度の戦闘に登場するモンスターは1種類だけなのですが、同じ種類なのにHPの差が激しいんです。
中盤以降の強敵グリフォンを例にすると、弱い奴ではHP60程度しかないのに、強いものだとHP120近くあるものまでいます。
同じ種類なのにHPに2倍の差があるんですよ?w

おそらく最低限のHP+乱数値によってHPを決定してるんじゃないかと思いますが…、2倍は多過ぎじゃね?
まあ良い方向に解釈すればHPが高いのは、例えばドラクエの”スライム”と”スライムベス”のように同じ種類の強化版なんだと言えるかもしれませんね。

さらにこれは経験を元にした憶測なのですが、モンスターはHPと同じように能力値も最低値+乱数値で決まってるんじゃないかと思うんですよ。
というのも、その時点で強敵っぽい敵に遭遇してとりあえず攻撃してみたとします。でも攻撃はMISSの連続でまるで当たらない。
これは駄目だと逃げだしたけれど、すぐに追いつかれてまた戦闘になる。やけっぱちで攻撃してみたら、さっきのが嘘みたいに攻撃が当たりまくる。そんな経験を何度もしました。

殆ど状況は同じなのに、攻撃が全く当たらない時と、バンバン当たる時が時がある事から、つまり戦闘が始まる毎にそのモンスターの能力値は「最低値+乱数値」で決められる。そしてこの乱数値の幅が結構広いんじゃないかと思いました。

ちなみにこの事を利用すれば、ラスボスであるはずの”ダークネス”ですら弱体化(?)させる事が出来ます。
ラスボスと戦っていて、攻撃が当たらないと思ったら一度逃げてから再度戦闘を行う、それでも攻撃が当たらないならまた逃げる、当たるようなら戦闘を続行する。と言う感じですね(ちょっと卑怯かもしれませんが)。

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* 魔法について
魔法について言えば、前作と違い本作には神聖魔法と魔術魔法があり数も増えていますが、本作での魔法の存在はぶっちゃけ微妙なような気がします。
というのもそれなりの種類があるにも関わらず”使える魔法”がわずかしか無いんですよね(しかもそのほとんどが神聖魔法)。

まず味方の強化や、敵の弱体をする魔法については、全然と言っていいほど効果を感じられず、さらに攻撃魔法については、消費するMPに対して与えられるダメージが低いというのがあります。
正直目に見えて効果が感じられない強化魔法を使うくらいなら、先述した”逃げる→再戦闘”をやったほうが確実に勝てますし、攻撃魔法も与えるダメージの乱数値が幅広過ぎてあてにできないんですよ。
(最強魔法でダメージ1ケタとか普通にありますから)

回復魔法も同じでまれに100近く回復する時もありますが、戦闘中に「あ、HPがヤバい!」といって回復魔法を唱えても1ケタ程度しか回復しないなんてのはざらです。全然信用できないんです。
(回復アイテムもありますが、それも効果は魔法と同じようなものなのであてにならない)
魔法で信頼できるのと言ったら、毒、麻痺、石化をそれぞれ直してくれる魔法と、蘇生魔法くらいかな?蘇生魔法は生きてるキャラにかけてもHPを満タンにしてくれるんですが、大量にMPを消費するので最後の手段です。

もうひとつ言わせてもらうと、本作では戦闘時に”防御”を選ぶと絶対攻撃を受けないっていう決まりがあります。なのでHPの低い後衛職はつねに防御させておくのが安全なのですが、魔法を使うと当然ながら防御できないので、そのときに攻撃をモロに、しかも連続でくらって一瞬で”死亡”なんてもの珍しい話ではありません。

つまり先のこととも合わせると、少なくとも戦闘中に魔法を使うという行為に意味がないように私は思いました。


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* 最後に
これ以外にもいろいろ思う所はあるのですが、だからといってこのゲームを「クソゲー」だなどと言うつもりは全然ありません。
このゲームが発売された頃の国産RPGは、どこの会社の製品もまだよちよち歩きの子供みたいなもので、未完成、未発達のものが殆どでしたからね。そういう中で言えばこの「夢幻の心臓2」は出来がいい、いやむしろ出来杉くんな気がします。

様々な部分で前作に比べても圧倒的にレスポンスが早くなってるし、グラフィックも大きくてカッコいい、描画も早い。いつでも入れ替え可能なパーティ制+独自の転職システムによる育てる楽しみ。広い世界フィールド、しかも3つの異なる”世界”を渡り歩いての冒険。幽霊船や動く塔などの各世界に存在する様々な仕掛け。
どれについても当時の国産RPGにおいては良い出来のものだったと言えるでしょう。

本作が後に登場する国産RPGに少なからず影響を与えていることからも、その評価の高さがうかがえると思います。

ただその時は外国生まれの”ウルティマ”や”ウィザードリィ”なんて化物が幅を利かせてましたからね、どうしても見劣りしてしまい目立つ事が出来なかったのではないでしょうか?
かくいう私も当時はウィザードリィばっかりで、本作については知ってはいましたが完全ノーマークでしたしw
(前作の印象が悪すぎたってのもあるけどw)


今の感覚で遊んだら”面白い”とは言えないかもしれませんが、古い人は昔を懐かしみ、新しい人はRPGの原典を体験するというつもりで遊んでみるのもいいんじゃないでしょうか?



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