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発売年:1987年 ※AC版は1985年
開発元:エニックス ※AC版はナムコ
ジャンル:多方向スクロールACT
発売機種:アーケード、PC-88、ファミコンなど
※画像は全てPC88版のものです

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先日ニンテンドー3DSのVC(バーチャルコンソ-ル)にて、FC版「ドラゴンバスター」の配信が開始されました。なにやらVCもどんどんラインナップが充実していくので、なんかそれだけのために3DS買ってもいいかな?って思っちゃうくらいです。

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さて、随分昔にブログで書いたこともあったんですが、私にとってこの「ドラゴンバスター」という作品は非常に思い出深い作品でして、遊園地やデパート、あるいは駄菓子屋なんかにある子供用の「ゲームコーナー」ではない、本当の「ゲームセンター」というものに私がデビューしたのがこのドラゴンバスターが稼働し始めた頃でした。

田舎なんでちゃんとしたゲーセンが近所になかったので、ゲーセンデビューは遅かったんですよね。
常に薄暗いゲーセンのあちこちから鳴り響くゲーム音。その喧騒の中でも強い自己主張をしてくるドラゴンバスターの怪しげで小気味いいBGMやSEに惹かれた私はプレイを開始。そしてその面白さにあっという間に虜になってしまったのです。

とまあ自分語りはこの辺にして、今回はその「ドラゴンバスター」を紹介したいと思います。
ただしPC88版だがな!

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「ドラゴンバスター」は、1985年に「パックマン」や「ギャラクシアン」などで有名な「ナムコ」がアーケード用に発売したアクションゲームで、プレイヤーは主人公「クロービス」を操り、ドラゴンに連れ去られた王女「セリア姫」を助ける為、様々な魔物、そしてドラゴンと戦っていきます。

本作で行える特殊なコマンド入力による「二段ジャンプ」や「垂直切り」「かぶと割り」など(詳しくは後述)のアクションは、後のアクションゲームに大きな影響を与え、1989年に日本ファルコムが「ワンダラーズフロムイース」にこのアクションを導入した際には「ドラゴンバスターの真似」と批判されたりもしましたね。

アーケード版の発売後、ファミコン版とMSX2版はナムコが、X1版、FM77AV版、PC-98版、X68000版はナムコの移植物を十八番とする「電波新聞社」が移植を担当しましたが、PC-88版だけはなぜか「エニックス」が移植を担当しました。

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本作はライフ(バイタリティ)制のラウンドクリアタイプで、ゲームが始まるとまずそのラウンドの全体マップが表示されます。マップ上には様々な施設(奇岩山、鍾乳山、廃墟、塔、墓場)とそこへ続く道が描かれており、プレイヤーはマップ上のクロービスを操作して道を歩かせ施設に向かいます。

マップ上の道は分岐しているところもあり、その場合好きな方向をプレイヤーが選ぶことができますが、一度選んだ道をもどることはできません。
クロービスが施設内に入るとアクションパートがスタートし、そこから脱出すると一定量ライフが回復し次の施設に向かうことができます。

各ラウンドの最後には必ずドラゴン山が存在し、そこに入るとラウンドのボスとなるドラゴンとの戦いとなり、ドラゴンに勝つとステージクリア、ライフがフルに回復して次のラウンドに進むことができます。

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施設の中でのアクションシーンの基本操作は、レバー左右で移動、レバー下でしゃがみ、上で真上にジャンプ(蔦がある場所では上下で蔦の上り下り)、剣ボタンで剣を振り、ファイヤーボタンでファイヤーボールを使用した遠距離攻撃ができます(回数制限有り)。

そして応用としてレバーを左右どちらかに2連続で入れることでダッシュ、上に2連続でより高く飛ぶ2段ジャンプが可能です。が!本作のアーケード版は4方向レバー(上下左右にしか入らない)ようになっていたため、斜め方向にジャンプするには一度左右どちらかにレバーを入れてから上に入れるという特殊な操作が必要になりました。

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通常、剣ボタンで剣を振ると短い時間しか剣の攻撃判定は発生しないのですが、通常ジャンプしているときにレバーを下に入れて剣ボタンを押すと、剣を水平方向に出しっぱなしで落下(落下中ずっと判定アリ)することができ、更にダメージが2倍になるという「かぶと割り」が行えました。
さらに2段ジャンプ中に同じくレバー下+剣ボタンで、剣を下に向かって出したまま落下する「垂直切り」が行え、こちらもダメージは2倍です。

こういった独特のアクションは当時のゲームでは珍しく、当時のプレイヤー達に強い印象を与えたせいか、今でもアクションゲームでのジャンプ下突きのようなアクションを「垂直切り」と言ってしまう年配プレイヤーは多いはずですw

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施設の中は上下左右に広がる複雑なダンジョンのようになっていて、そこではコウモリやスライム、蛇、ゴーレム、巨大イモムシなど様々なモンスター達が現れクロービスを邪魔してきます。
しかしクロービスにとって最も驚異なのは、特定の場所にある部屋でクロービスを待ち構える「ルームガーダー」達ででしょう。ルームガーダーには首長竜のような姿のファフネルや、スケルトン、ウィザード、ビショップが存在し、それぞれ火炎や空中を舞う短剣など独自の攻撃方法で襲いかかってきます。

しかしルームガーダー達を倒すとファイアーボールを補給できるスクロールや、回復アイテム、さらに特別な効果が得られるアイテムなどを得られるだけでなく、その施設から外に出るための扉を守っている場合もあるので、ルームガーダーとの戦いは避けられないものとなっていました。

モンスターやルームガーダーの攻撃を食らう(接触だけでもダメージになる)とクロービスのバイタリティはどんどん減っていき、施設を脱出するまでにバイタリティが0になってしまうとその場でゲームオーバーとなります。

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ラウンドの最後に待ち構えているドラゴンは、同時のゲームとしては巨大といってもいいサイズで、頭、首、両腕、両足、羽、尻尾が別々に動くうえに、さらにはこの巨体で「バック中」までしてしまうという驚きの存在でした。
ドラゴンは雑魚やルームガーダーと違い大量のバイタリティを持っていて、クロービスと同じように画面上に表示されたドラゴンのバイタリティを0にするとラウンドクリアになります。

ドラゴンは長時間当たり判定のある火炎を武器に襲ってくる強敵ですが、実は弱点部位(頭や首、腕など)がありそこに攻撃を当てると通常よりも大きいダメージが与えられるので積極的に狙っていくのがいいでしょう(弱点に当たるとその部位が赤く光るのでわかる)。※弱点部位はラウンドごとに決められている

ドラゴンを倒すと3ラウンド毎に「セリア姫」を救出(?)するデモシーンが流れます。これはクロービスに向かって「セリア姫」が駆け寄ってくるのですが、抱きつく直前で再びドラゴンに連れ去られるというものでした。
しかしラウンド中にどこかで「セプター」や「クラウン」というアイテムを手に入れていると、連れ去られずに姫からキスしてもらったり、姫がドレスではなく水着やバニーガール姿になったりしました。

しかしこのアイテムは攻撃力や防御力を上げる特殊アイテムと競合してしまうため、当時のプレイヤーたちはスムーズなゲーム進行をとるか、姫のコスプレをとるかで大いに悩んだものです。…悩んだよね?

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ドラゴンバスターという作品は、その独特なアクション性も良かったですが、冒頭にも言ったようにBGMやSEがとにかく良かった。各施設で流れるBGMはすべて同じ曲なんだけど施設によってアレンジが違っていたり、基本ドロドロしたBGMなんだけどルームガーダーのいる部屋に入った時に一転して高揚感あふれるBGMに切り替わったりするのがほんとに気持ちよかったんですよねえ。
だから人のプレイを後ろから見てるだけでも楽しかったのを覚えています。

そんなドラゴンバスターがパソコンに移植されたときには(X1版を)買おうかどうかすごく悩みましたが、友人がいち早くPC88版を購入したので遊びに行ってプレイしました。PC88版ではなんとタイトル画面が当時ゲームのポスターや下敷きなどに使用されていたデザインで、さらにOPとゲームオーバー時にビジュアルが入るという点で「すごい!」とは思いました。
思いましたが、やはり肝心なアクション面やキーレスポンスがあまり良くなくて、さらにルームガーダーとの戦いの前にディスク読み込みが入るためテンポが悪くなるなどの悪い点が目立ってしまい、結局自分では買わずに終わってしまいました。

ちなみに電波新聞社が担当したX1版では、アクションシーンスタート時のみディスクアクセスがあり、ルームガーダーの直前でのアクセスがなかったと後で知り、買えばよかったかなとちょっと後悔もしましたねーw
しかしなんでPC88だけエニックスが担当したんだろうね?


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