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発売年:1985年
開発元:UPL(アスキー)
ジャンル:シューティングACT
発売機種:アーケード、ファミコン、MSX、PC-88など
※画像はすべてPC-88版です

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某近くの国で日本のアニメキャラとそっくりな偽アニメが放送されていたり、勝手に名前を使ったグッズが売られていたり、そんなニュースを皆さんも一度や二度見たことがあるんじゃないでしょうか?
今では信じられないことかもしれなませんが、実はこの日本にも版権、著作権の規制が非常にゆるい時代がありました。
私が子供の頃にも、どっかで見たことあるような仮面ヒーローの無許可の”ぬりえ”とか、明らかに正式な歌手が歌っていないアニメ主題歌がいっぱい入ったカセットテープが、普通に近所のスーパーで売られていたものです。
そしてゲームの世界にもそういう、今だったら”アウト”となるようなものがあったんです。
今回はその中のひとつを紹介しましょう。

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「ぺんぎんくんWARS」は、1985年に「忍者くん」や「アトミックロボキッド」で有名な「UPL」がアーケード用に発売した作品で、同年にアスキーよりファミコンやMSXにも発売されました。
恐らく本作についてはファミコン版のほうが有名かもしれませんね。

この作品は卓球のコートのような場所で動物同士が向き合って合計10個のボールをひたすら投げ合うという、ほのぼのとした絵柄の割に殺伐とした内容でした。自分の陣地にあるボールはボタンを押すことで拾え、さらにボタンを押すことで相手に向かって投げつけられます。
10個全てのボールを相手の陣地に投げ込むか、タイムアップ時により多くのボールを相手の陣地に投げ込んでいたほうが勝ちとなり1ポイント獲得、先に2ポイント獲得したほうが勝ちというルールです。

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普通に投げ合っていればどっちかがボーっとでもしてない限り勝敗はタイムアップによる判定しか無いんですが、ここからが本作の”キモ”になります。
まずボールは相手に対して”ぶつける”ことができます。その時ぶつけられた方は倒れて一定時間動けなくなのでここがチャンス!その隙にバンバン相手の陣地にボールを投げつけてやるんですね。しかし同様に相手の投げたボールが自分に当たれば、こっちが動けなくなるのは言うまでもありません。
本作の基本戦術としては”ドッヂボールのようにボールを相手に当てる”のが重要になるんです。

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ボールは基本的に真正面にしか投げられないので”拾って移動して投げる”という方法になりますが、一定時間過ぎると斜めにも投げることができるようになるのでそうなると狙って相手に当てる事も容易になります(もちろん相手も斜めに投げてくるようになりますが)。
狙った場所に投げれるようになれば、一度倒れた相手に連続でボールを投げて2度と起き上がれなくして勝利!なんてえげつない戦法もできます。

つか後半の対戦相手は、積極的にこれ狙ってきます(怒

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しかし例え狙って投げれるようになってもそう簡単には勝たせてもらえません。一定時間を過ぎるとコート上にスライムのような”障害物”が登場するようになり、こいつにボールが当たるとなんと自分に跳ね返ってくるのです。
「相手が転んだ、今がチャーンス!!」と思ってぶん投げたら、スライムにあたって跳ね返り自分が倒れてしまって今度はこっちがピーンチ!なんてこともザラですw

ちなみに試合結果が1対1のタイになるとコート上に1個爆弾ボールが登場します。爆弾ボールは陣地に5秒放置してると爆発して強制的に負けとなるだけじゃなく、タイムアップ時はボールの数に関係なく爆弾ボールが陣地にあるほうが強制的に負けになります。
なので爆弾ボールが登場するとかなり焦りますが、これのおかげで試合が盛り上がるのは確実です。

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試合はトーナメント戦になっていて、アーケード版以外は最大で8人のプレイヤーと戦うこともできました。
まあいろいろな戦術・戦略はあるものの、単純に友達同士でギャーギャー叫んでゲラゲラ笑いながらボールをぶつけ合ってるだけでも十分楽しいゲームでしたね。


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あ、いけない。本題について忘れてたわw
そうそう著作権とかが緩かったって話ですが、この作品とそれがなんの関係があるのかというと?
なんとこのゲームで試合中に流れるBGMは、当時人気だった歌手「石川秀美」さんの『もっと接近しましょ』という歌の音楽を”パックり”といってしまったのです。もちろん無許可でw
後に本作が携帯アプリでリメイクされた際には、さすがにやばいんでBGMは別のものに変わったみたいですけどね。
「許されてた」ってわけじゃないですが、なんかそういうの緩かった時代があったんですよ。
『〇モコ12〇%』とかもね!w




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(1993/10)
高畠 純

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