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発売年:1991年
開発元:日本テレネット(新日本レーザーソフト)
ジャンル:多方向スクロールACT
発売機種:PCエンジン(CR-ROM2用タイトル)


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「ヴァリスⅣ」は1991年に日本テレネットより発売されたアクションゲームで、パソコン版からスタートした「ヴァリスシリーズ」としては4作目、PCエンジン版としては3作目、そして物語としてのヴァリスシリーズとしては最後の作品となります。

本作の大きな特徴としては、前作にて優子が天界に帰って終了となってしまったこともあり、プレイヤーが操作できるキャラクターが全て新キャラクターとして一新し、前作までのキャラクター(優子、チャム、ヴァルナなど)はヴィジュアルシーンのみにしか登場しなくなったことでしょう。

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*ストーリー

ストーリーについては、以前の記事「「ヴァリスIV」をプレイしてみた 00」を参照してください。
(オープニングのヴィジュアルシーンの画像と共に説明しています)

大雑把に説明すると、はるか昔に神によって封印されていた魔幻衆とその王「ガルギア」が復活し、現実界と夢幻界に侵攻を開始した。
ヴァリスの戦士であった優子は、グラメスとの戦いでヴァリスの剣の真の力を開放した代償として天界へ帰ってしまった為、ガルギアの侵攻を阻める者はなく、現実界も夢幻界も魔幻衆に占領されてしまう。
生き残った人間たちで結成した「レジスタンス」の戦士「レナ」に、優子は「ヴァリスの戦士」としての資質を見出すのだが…。
と、そんなお話です。

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*システム
ゲームとしては、前作までと同様の横スクロール(ときに縦スクロールも)タイプのアクションゲームで、キャラクターを操作しながらパワーアップさせつつステージをクリアしていくという部分も変わっていません。
画面上部にあるHPゲージが0になるか、画面の一番下にある穴に落ちるとと1ミスになるというのも変わっていないのですが、前作まで魔法ゲージだった部分がWP(ウェポン)ゲージとなり、これを消費することで特殊技を発動させることができます。
名前が変わっただけで前作までと変わらない感じなのですが、一つ大きな違いはWPゲージが”自動回復”するということです。しかも回復スピードも早めなので、これにより特殊技が躊躇なく使用できるようになりました。

あと前作まではHPゲージを上昇させるアイテムと、武器の能力を上げるアイテムが別々だったので一度死んでしまうと復帰が大変でしたが、本作では1つのアイテムでレベルが上昇し、それによりHPゲージの上昇と武器のパワーアップが実行されるというように改善されています。

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プレイヤーが操作できるキャラクターは前作同様3人で、基本的にはステージ中いつでもキャラクターチェンジが可能です。

まず本作の主人公である「レナ」。
彼女は戦士なので剣を武器とし、射程の短い衝撃波を出して攻撃します。前作までの優子と同じような能力のキャラクターですが、ちょっと違うのは衝撃波を連続で撃てる(ゲージタメなどが必要ない)ことでしょう。
レナの特殊能力としては「スライディング」があり、レバー↓とジャンプボタンでいつでもスライディングが可能です。これは前作のレバー↓とRUNボタンという異常な操作に比べて格段に出しやすくなったので重宝します。
逆にいうと「レナ」以外はスライディングできませんので注意が必要です。

また大変残念なことに、今回の主人公は…
ビキニアーマーではありません!(血涙
いやまだだ、ヴァリスの戦士なら、ヴァリスの戦士になったらきっとなってくれる!

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次にレナの妹で僧侶の「アム」。
彼女は「僧侶」となっていますが特に僧侶らしい能力(HP回復とか)は無いですw
武器は常に肩に乗っている”青い鳥(ロボット?)”で、この鳥は射出されると一定の距離まで飛んでから戻ってきます。簡単に言うとブーメランのような武器で戦います。
この武器はもどってくるまで次の攻撃が出来ないので連射性は悪いですが、特殊な軌道(立った状態としゃがんだ状態でも変わる)を描いて飛んでいくので、レナでは届かない位置や段差にいる敵に対して先制が出来ます。
もちろん往復両方に攻撃判定があるので、サイズの大きいキャラには多段ヒットもします。

アムの特殊能力は「回転ジャンプ」、簡単にいえば「二段ジャンプ」です。
これによりレナでは飛び越えられない段差や、隙間を超えていくことが可能なのですが、ちょっと性能が特殊で、まず回転ジャンプをするには”ジャンプ中にジャンプボタンを押す”必要があるのですが、ジャンプした直後とジャンプ後の降下中には受け付けてくれず、ジャンプの最高点に近いあたりでジャンプボタンを押さないとダメなんです。
なので穴を超えようと普通のジャンプをしたけど、あ、距離が足りなかった!って思ってから押したのでは間に合わないので注意です。

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そして最後が、魔幻衆の王であるガルギアの父「アスファー」です。
はい、これがシリーズ初の”操作可能な男性キャラクター”となります。
アスファーはステージ2から使用可能になるキャラクターで、攻撃は槍から犬の顔(ケルベロス)みたいなのを発射します。
射程はレナとアムの中間くらいで威力もなかなか高いのですが、弾の軌道が地を這うような(「グラディウス」のミサイルみたいな)感じで飛んでいくので、地形によっては全然敵に当たらないことがあります。
また敵と密接している状態だと、持っている槍にも攻撃判定が一応あります。

アスファーの特殊能力は「地形ダメージ無効」で、ステージ上でレナやアムなら触れるとダメージを受けるタイプの障害物でもダメージをうけません。
ダメージ床が多い場所での戦闘にはもってこいだと思います。

本作では通常攻撃や特殊攻撃の性能だけでなく、スライディング、回転ジャンプ、地形ダメージ無効といったような特殊能力の性能を考慮してステージを進めていく必要があるわけですね。

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前作までと同じようにステージの最後にはボスが待ち受けているのですが、前作まではボス戦の前で死んだり、ボス戦で死んだりすると、復帰してから初期状態の強さに戻されてのボス戦が致命的でした。

しかし、本作ではそれについての改善作として「レベルリレートシステム」というものが採用されています。
これはボス戦が始まった時のキャラクターのレベルにあわせてボスの強さがかわるというもので、これのおかげでもしボス戦で死んでしまってレベルが1になっても復帰がかなり楽になります。
(逆にこのシステムを利用しないと勝つことが難しいボスもいるようです)

キャラクターのパワーアップ状態により難易度が変わるというのはシューティングゲームなどではおなじみのシステムですが、こういうのはアクションが下手な人間にとっては非常に助かりますねw

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そして最後に、これも前作までと同様に”ヴィジュアルシーン”も存在します。
キャラクターが一新したことで、声優陣もレギュラーの島本須美さん、三田ゆう子さんに加え、鶴ひろみさん(レナ役)、冬馬由美さん(アム役)、玄田哲章さん(アスファー役)、塩沢兼人さん(ガルギス)などの豪華なメンバーが参加して物語を盛り上げています。
思いっきり余談ですが、今でこそ大御所の冬馬さんですがこの当時はまだそれほど有名じゃなくて、この作品の前年に「ロードス島戦記」のディードリット役でヒロイン声優の仲間入りしたばかりでした。

画像を見てもらえばわかるかもしれませんが、今回からキャラクターデザインがかわりました。
(私はⅢのときのは一番好きですが)
そういえばこの絵のタッチ、どこかで見た覚えがあるなぁと思ったんですが…。
ああ、そうだ。同じ日本テレネットからPCエンジンで発売されていた「コズミック・ファンタジー」のタッチに似ているんだ!と思ったら、本作の作画担当が「コズミック・ファンタジー」で監督兼キャラクターデザインを担当した「越智一裕」氏なんですね。
なるほど納得。



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