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発売年:1987年
開発元:ハドソン
ジャンル:パズルゲーム
発売機種:PCエンジン

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「上海」は、1987年に「桃太郎伝説」や「邪聖剣ネクロマンサー」で有名な「ハドソン」から発売されたパズルゲームで、「ビックリマンワールド」と同じく同年に発売された家庭用ゲーム機「PCエンジン」のローンチタイトル(ゲーム機と同時に発売されるゲーム)でした。

プレイヤーは画面上で立体的に配置された麻雀牌から同じ絵柄のものを2個ワンセットで取って行き、最終的に画面上のすべての麻雀牌を取ればゲームクリアとなります(ただし取れる牌には特定の条件がある)。

「上海」なんてゲームタイトルや、タイトル画面で思慮深げに本作と同じゲームをしている中国人らしき人物のグラフィックから、本作はもともと中国に古くからある遊びでそれを元に作ったゲームなのかな?なんて思ってしまいますが、実はアメリカのゲーム会社で「ソリティア」などを開発した「アクティビジョン」という会社のオリジナルゲームで、ハドソンが日本で最初に移植販売を行い、その後様々な会社が様々な機種に移植し有名タイトルとなりました。

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本作のゲームルールは非常に簡単で、画面上の5層に積み重ねられた麻雀牌の山から同じ柄のものを2つ選ぶことでその牌を画面から消すことができます。ただし、選択できる牌は各層の一番端にあるもので、かつ上に別の牌が乗っていないことが条件になります。

ルールは簡単なのですが、始めてみるとこれが結構難しい。
自分が取りたいと思っている牌とペアにできるものが画面上に見えてはいるのだけれど、それが層の端っこには無いため取れない、これを取るには取りたい牌のその隣にある端っこの牌を取り除けばいい。
でも今度はその端の牌を取り除くためのペアにできる牌が必要で、それも端っこに無ければその隣にある牌たちを取り除いて…うわ取り除けねえ!wというのを繰り返していきます。
やっていくうえでどうやってももう取り除ける牌が無くなってしまった場合は「詰み」となってしまいます。

回数制限はありますが「ヒント」という機能が存在していて、これを使用すれば現状で取り除けるペアを示してくれますが、あくまで現状取り除ける牌を教えてくれるだけで、場合によってはそれに従ったことによって「詰む」可能性もありました(ヒントを使用しても何も変化が無い場合は詰んでいるという事)。

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同じ絵柄のものは必ず山の中に4つ存在しているのですが、例えばある同じ柄の牌が画面上に3つ見えていて、それらはすべて層の端にある状態だとしたときに適当にそのうちの2個を取ったとします。問題はその後で、今見えている残りの1個と隠れているあと1個は取ることができるのか?極端に言えばもしかしたら見えている1個の真下に残りの1個が存在しているかもしれない。そうなったらもう取ることはできないので「詰み」となります。

「そんな極端な事がー?w」なんて思うかもしれませんが、実際これがあるんですよ…(画像参照)。
よっしゃー!順調に消せてるぜー!クリアも目前かー?と牌の数が残り少なくなってきたときに「あれ、このまま行くと、これ取れないんじゃね…?」と感づき始めたときの不安感がもうねw

見もふたも無い話ですが、本作での牌の配置は必ずしもクリアできるとは限らないものなので、プレイヤーがいくら最適なペアを選択していってもクリアできない場合もあるんですよねw
(確か配置がランダムなんじゃなかったっけ?)

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本作ではゲーム中にメニューから「ニューゲーム」と「ドライアゲイン」が選べるようになっていて、ニューゲームなら牌の配置をやり直して再スタート、トライアゲインなら今のプレイしていた配置とまったく同じもので最初から再スタートできました。さっきも言いましたが、牌の配置次第では必ず解けるとは限らないので、何度やっても詰んでしまうような配置ならニューゲームでやり直すというような感じですね。

ニューゲームで始めるとその都度牌の配置は変わりますが、牌の山全体の形は残念ながら本作では全部一緒なので(続編の上海IIでは山の形の種類が増えた)、さすがに繰り返し遊んでいると少し見栄え的に飽きが来るのはしょうがないことでしょう。

ちなみにすべての牌を消して面クリアするとクリアデモらしきものが用意されていて、最初は画面の背景がちょっと割れて龍が顔を見せるだけですが、2回3回とクリアしていくと龍の全身が現れ、さらに続けるとは龍から「称号」を貰えました。

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※画像はファミコン版「上海(サンソフト)」
さて、最初にも言いましたが本作はPCエンジンというゲーム機の発売と同時に発売されたローンチタイトルなのですが、普通ローンチタイトルはそのゲーム機の機能や特色をアピールできる内容の作品になるケースが多いですよね?しかし本作は内容の面白さはともかくかなり地味なパズルゲームでしたので、今考えてみると性能をアピールできていたのだろうか?と疑問に思う部分もありました。

とはいえ、アーケードゲーム並みの牌の綺麗さや立体表示の解りやすさ、ゲームクリア時の画面いっぱいの龍の美しく迫力のあるグラフィック、またゲーム中に流れるそれまでのゲーム機と一味違う「厚み」のあるBGMなどから、十分PCエンジンというゲーム機に「新世代」を感じさせることはできたと思います。
でもやっぱりPCエンジンの性能を一番感じさせられたゲームは「THE 功夫」なんですけどね。


上海というゲームは、日本でPCエンジン版の発売を皮切りに当時の主だったパソコン、家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、アーケードなど様々なプラットフォームに移植されたので、皆さんもきっと一度はプレイしているゲームではないでしょうか?皆さんはどの上海をプレイしましたか?



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