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発売年:1986年
開発元:システムソフト
ジャンル:戦略SLG
発売機種:PC-88、FM-7、X1など ※機種ごとにタイトルが違う
※画像は全てPC-88版です

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** 警告 **

さてまず最初に言っておくことがあります。私は過去にそれなりの数のゲームを遊んできましたが、意図的に避けてきたジャンルというのがいくつかあります。それはスポーツゲーム(ゴルフ除く)、そして将棋やチェスなどのテーブルゲーム(麻雀除く)、そして現代兵器もののシミュレーションゲームです。
理由としては最初は単純に興味がわかなかったからなんですが、そのうち苦手意識が芽生えちゃってこじらせちゃった感じですw

しかしまあ仮にもゲームを扱うブログ(底辺のゴミみたいな存在ですが)であれば、苦手だからといって触れないってのもゲームに対して失礼だとも思うんですよ。そんなわけで今回は「苦手なゲームに触れてみよう」の第一弾として現代兵器SLGの代表「大戦略」について触れてみたいと思います。

あらかじめいっておきますが、前述したように今まで避けてきた作品なので「経験値」は0です。従って見当違いの事を書いてしまうかもしれません。そこはこの記事を読んだこの作品が好きな人に訂正を丸投げしたいと思いますw


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「大戦略88」は、1986年に「マスターオブモンスターズ」「ティル・ナ・ノーグ ダーナの末裔」、または「チョップリフター」の移植で有名な「システムソフト」から発売された戦略(戦術?)シミュレーションゲームで、1985年に同社より発売されたPC-98用ゲーム「現代大戦略」を8bit機向けに移植した作品です。

本作はPC-88、FM-7、X1、MSXなどで発売されそれぞれ「大戦略88」「大戦略FM」「大戦略X1」「大戦略MSX」というように作品タイトルの後ろに機種名が付くという面白い仕様になっていました。ちなみにMSX版はシステムソフトではなく「マイクロキャビン」が移植を担当していました。

ゲーム内容としては、六角形が並べられたマップ(ヘックスシート)上で自軍のユニット(戦闘機や戦車、歩兵など)を生産し移動させ、中立地帯の都市を占領したり、接近してきた敵軍のユニットと戦わせながら進軍し、最終的に敵国の首都を占領するか降伏させたほうが勝ちとなるというものです。

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ゲームを始めるとまず全部で16種類あるマップから好きなものを選びます。マップは初心者向けのこじんまりしたものから、玄人向け(?)のかなり広いもの、おかしな形をしたものまで様々です。マップの広さにかかわらず、そのマップでプレイできるのは青軍と赤軍の2国(つまり2名)までで、ゲーム開始時にそれぞれの2国をプレイヤーが担当するのか、コンピューターが担当するのかを設定できました。

もちろん2国を2名のプレイヤーが担当して戦うことも可能ですし、あるいは両方をコンピューターが担当してプレイヤーはその戦いを観戦するなんて楽しみ方もできました。

ただ初期の大戦略のコンピューターは、ホントかどうかは解りませんが「朝学校に行く前に考え始めて、学校から帰ってきてもまだ考えていた」なんて笑い話ができるくらい思考時間が長いというのが興味の無い当時の私の耳にも入ってきたくらいですからコンピューター同士の戦いなんて…いつ終わるかわかりませんねw

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基本的なゲーム画面としては、右上が全体マップ、左上が拡大マップ、画面下が情報画面(戦闘シーンもここに表示される)となっています。拡大画面にはカーソルがあり、プレイヤーはテンキーでこのカーソルを移動させられるのですがマップが広いとカーソルの移動も大変になります。その場合は、カーソルキーで拡大画面1画面分を一気に移動することも可能でした。

ゲームは交互に行動するターン制で青軍が強制的に先攻となります。ゲームスタート時、自軍にはユニットが一つも無い状況なので、まず首都あるいは自国の空港でユニットを生産しなくてはいけません。このとき生産できるユニットがF-16やA-10などの戦闘機、コブラ、レオパルド2などのヘリ、戦車といった現代兵器なのです。

昔から現代兵器に関して興味が無い私でも、F-16がアメリカの戦闘機で、レオパルドがドイツの戦車だということくらいはわかりますが、しかしなんで一つの国に別々の国の兵器が混在してるんでしょうか?とおもったら担当する国によって兵器がアメリカや中国、日本などのものに統一されているシリーズもあるんですね。

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兵器の生産には「費用」がかかり(戦闘機などはめっちゃ高い)、その費用は国の資金から引かれます。この資金は毎ターンごとに一定額増えますが、中立都市(敵国の都市でも)を占領下におけば毎ターンごとに増える資金の額も増えるので、まずは近場の中立都市を占領することが目的になるようです。

生産できるユニットには「歩兵」というもの(歩兵だから生産はおかしいかw)があり、彼らは当然ながら戦力、移動力ともに戦闘機や戦車などに劣りますが「都市を占拠できるのは歩兵のみ」というルールがあるため非常にゲーム上で重要なユニットになります。

しかし広いマップ上で低い移動力の歩兵では都市に近づくのも困難です。そのため生産できるユニットの中には「搭載」機能を持つトラックやヘリが存在し、それに歩兵を乗せることで長距離移動に対応できるようになっていました。なるほどこういった搭載機を活用して、常に前線に歩兵を送り続けるわけですね。

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移動させたユニットが敵のユニットに隣接した場合、戦闘を仕掛けることができます。戦闘が開始されると画面下に自軍と敵軍のユニットのグラフィックが表示され、それぞれが搭載している武器でこちらからの攻撃、相手からの反撃がアニメーションで表示されます。

1ユニットには生産時10機(人)が存在していますが、戦闘で攻撃を受けるごとに減少して行き0になるとそのユニットは「全滅」ということになりマップ上から消えてしまいます。

戦闘の結果には様々な要因が絡んできます。ユニットにはそれぞれ相性的なものがあり、例えば地上兵器に対しては無類の強さをもつ戦車のレオパルド2は、上空を飛ぶ戦闘機に対してほぼ無力であったり、逆に地上に対して無力なローランド2というユニットは戦闘機やヘリに対してめちゃめちゃ強いです(これ車両じゃなくて対空ミサイルなのか)。まずこれによる影響が大のようです。
さらにユニットがいる地形により防御効果、ユニットが戦闘を繰り返すごとに上昇する熟練度も影響しました。

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さて大戦略について経験値が0に近い私ですが、唯一その昔大戦略から学んだ知識が一つありました。それは「ZOC(Zone of Control)」についてです。

ZOCとは一般的にシミュレーションゲームなどで使用される用語の一つで、ユニットが周囲のマス(ヘックス)に与える影響のことを指します。本作にてZOCが与える影響は「移動力」で、例えばあるユニットがまだ移動力が残っている状態で敵ユニットに隣接してしまった場合、そこで敵ユニットのZOCに影響されまだ移動力が残っている状態でも強制的に足止めされてしまうのです。

つまりどんな機動力の高いユニットであっても、このZOCを上手く活用すればその機動力を封じることができるのです。ZOCは例えあと1人しか残ってない歩兵ユニットでも同じように存在するので、瀕死のユニットでも有効活用でてくるんですね。
冷静に考えるとおかしな話ですが、ZOCを利用し戦闘機をトラックで囲んでガス欠にして落とす、なんてテクニックもあったみたいですね。空飛んでけよw

ちなみにこのZOCは「三國志II」でも採用されていて、私はそこで「大戦略」シリーズで使われてるシステムだと知りました。

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さて先ほど「戦闘機をガス欠で~」という話をしましたが、本作では移動することで燃料を消費し、攻撃することで弾薬を消費します。燃料が切れれば動けなくなり(空を飛ぶユニットは墜落)、弾薬がきれれば攻撃も反撃もできなくなってしまいます。

失った燃料や弾薬は自軍が支配下に置いている都市や飛行場で「補給」を受けることが可能で、またユニット内の失った機体や人員を「補充」することも可能です。
またユニットの中には補給車があり、都市から離れた場所でもこの補給車に隣接していれば「補給」は受けられるようになっていました(「補充」は無理)。

時代を問わず戦において「補給」というのはまさに生命線ですからね、めんどくさい作業ではあるんですが常に気を配って前線との補給戦を維持しないと、
「ひゃっはー!七面鳥狩りだぜぇー!あれっ、弾が?!あれっ燃料がぁぁぁー!」
ってなことになっちゃいそうですねw

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あ、そうそう。本作には「マップエディタ」という機能がありました。これは自分で好きなようにマップを自作できるツールで、もちろん作れるだけでなくそのマップで遊ぶことも可能になっています。既存のマップを遊びつくした人にとっては、もってこいの機能だったでしょうね。

さて、今回苦手ながら「大戦略88」というゲームを遊んでみたところ結構楽しめました。
もっとめんどくさいゲームなんだと勝手に思い込んでいましたが、ユニットの数も少なく、敵味方両方同じ性能のユニット同士だから対策も考えやすかったし、現代大戦略や本作以降の作品はもっと複雑になるという話も聞くので、経験ゼロの私が本作に最初に手をつけるのはベストチョイスだったのかな?
まあもちろん一番簡単なマップを選んだから、遊びやすかったというのもあるんでしょうけど。

ただ今回のはProjectEGGにて発売されている大戦略88で遊んだんですが、それでもやっぱり敵の思考時間の長さは気になりましたね。今のマシンスペックでもこのくらいの長さだったら、当時はもっと長かったんでしょう。「学校から帰ってきてもまだ~」っていうのはさすがに言い過ぎなのかもしれませんが、そういう笑い話ができるほど長かったってことを表しているのかもしれませんねー。


とりあえず素人丸出しの紹介記事はこんなところで。
当時パソコンで大戦略を遊んでいた方、あるいは家庭用機種なんかの別シリーズで遊びまくったという方の思い出話なんかも聞かせていただけると嬉しいです。


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