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発売年:1993年
開発元:TGL
ジャンル:戦略SLG
発売機種:PC-98など

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皆さんは「シミュレーションRPG(以下:S-RPG)」といえば何を思い出しますか?
やはり有名どころでは「ファイアーエムブレム」や「伝説のオウガバトル」とかですかね?
私個人的にはやはり「シャイニングフォース」をまっ先に思い出してしまいます。

さて、ファンタジー世界を舞台にしたSLGの草分けといえば1987年のPCゲーム「エルスリード」「ファンタジーナイト」あたりでしょうが、ユニットに対して成長要素だけでなくRPGの登場人物のような「キャラクター性」を加え、さらに用意されたMAPをクリアすることでストーリーが進んでいくという今ではお馴染みのS-RPGの姿を確立した作品といえば、1990年の「ファイアーエムブレム(ファミコン)」でしょう。

「ファイアーエムブレム」のヒットにより、その後同種のS-RPGが数多く登場し私の好きな「シャイニングフォース(1992年/メガドライブ)」などへ繋がるわけですが、このファイアーエムブレムが確立したS-RPGの流れを汲むS-RPGが1993年にPCにも登場しました。それが今回紹介する「ファーランドストーリー」です。

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「ファーランドストーリー」は、「ソードダンサー」や「ヴァリアブル・ジオ」で知られる「TGL」から発売されたシミュレーションRPGで、主人公である「アーク」は友人の「ランティア」とともに武闘大会から故郷に帰ってくるが、故郷の村は魔軍に襲われており、さらに幼馴染の「フェリオ」が魔軍に誘拐された事を知る。フェリオを救出するためにも、アークはランティア達と魔軍を倒すための旅に出る。というお話の作品です。

もしかしたら主人公とその友人の名前から”ピン”とした人もいたかもしれませんが、まあ作品のモチーフは某なんとか王伝説から来ているんでしょうね。ストーリーの結末もそんな感じだし。

ちなみに本作はパソコンゲームとしては非常に珍しく、後に正式な続編が”7作”も発売されており、家庭用機種への移植、別シリーズも含めると「ファイアーエムブレム」に負けないほどの作品数になるんですが、なぜかあまり知名度が高くない気がするのは気のせいでしょうか?

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本作のシステム面については、特に奇をてらったところもなく非常にスタンダードなS-RPGという感じで、自軍ターンに自軍ユニットを動かし、敵ユニットへ攻撃をしかけ、MAP内の敵を全滅させればそのMAPはクリアとなります。

MAP中には魔軍によって占拠されてしまっている町や村があり、そこを守る魔軍兵を倒して中に入ると村を解放することができ、その後村で体力回復用の薬や武器などの買い物ができるようになっていました。
(ユニットに装備させられるのは武器のみで、防具は存在しない)
またMAP中の特定の場所には、某スーパーロボットなんちゃらの初期作品のように「隠しアイテム」がありました。

システム的には家庭用のS-RPGを意識していたのかシンプルな操作性で、特にパソコンならではという要素は少なかったと思います。強いて挙げるなら、MAPが結構広いということと、マウスオペレーションが可能だったということくらいでしょうか。

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MAP上で敵ユニットに接近し攻撃を仕掛けると戦闘画面に切り替わり、コミカルな可愛いキャラクターによる戦闘シーンが流れます(戦闘シーンのカットは可能)。
戦闘はまず攻撃を仕掛けた側が攻撃し、その後そのユニットがまだ生きていたら反撃が行われます。ただし、一部の武器(槍や弓)及び魔法で遠距離から攻撃を仕掛けた場合は、相手も遠距離武器(魔法)でない限り反撃はされません。

先頭終了後そのユニットには経験値が入り、経験値が一定値に達するとユニットのレベルが上がり各能力値が上昇します。
ちなみに多くのS-RPGで悩みの種になる要素に、味方を回復できるユニットが回復行為をした際に経験値が入るか?というのがあると思うんですが、本作では回復魔法では経験値が入らないため、初期メンバーであるクレリック「アリシア」の育成には気を使いましたw
(でもなにげにアリシア打たれ弱いけど、敵に与えるダメージはそこそこあるんだよね)

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そのMAPのボスや、MAP上の特定の町・場所にくるとイベントが始まる事が有り、会話でのやり取りだけでなく、イベントバトル(特定のユニットのみで戦う)や、イベント終了後その人物が仲間になるという事もありました。

ゲーム開始直後の自軍はアーク含め3人しかいませんが、前半~中盤のシナリオでどんどん仲間が増えていき最終的には15人(+1人)まで増えます。
この人数を多いと思うか少ないと思うかは、ユニットが戦闘不能になったときのユニットの扱いによると思います。本作の場合はゲーム中に主人公であるアークが戦闘不能になるとゲームオーバーですが、他のユニットは”死亡”扱いにはならず、そのMAPではもう行動できませんが次のMAPでは復帰できるようになっています(ただしペナルティ有り)。

またそのMAP内でも特定のアイテムを使用することで即座に復帰も可能でしたから、そう考えると妥当なメンバー数のように思えます(若干多いくらいかも)。

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ここまで説明したこと以外で本作の特徴といえば、上位職への転職システムも用意されていましたね。
ユニットのLVが10を超えた状態で特定のアイテムを使用すると上位職に転職できました(ただし前職ではなく特定の職業6種のみ)。

あとは、大抵のS-RPGにはMAP全体を表示する機能があると思うんですが、本作にももちろんそれはありました。しかしさらに「縮小マップ」というのもあり、画面のユニットやMAPが通常画面と全体マップの中間くらいの大きさで表示され、なおかつその状態のままプレイできるというのが地味に便利でした。

本作は見た感じちょっとシンプルっぽい印象があるので、ゲームそのものも簡単でシンプルなものなのかな?と思いきや、実はS-RPGとしては”しっかり”できている作品で、町や森、山などで戦った際の地形効果や、ユニット毎の有利不利(聖職者系はアンデット系にダメージ大など)もちゃんとありますし、敵の思考もシビアにこちらの弱点をついてくるので、油断してるとあっさりゲームオーバーになったりもします。

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とっつきやすい絵柄に、遊びやすい操作性、それでいて遊んでみると意外にやりごたえのあるゲーム性。
だからこそ後に何作も続く作品になったのでしょうかね?

最後に、
みんなこのゲーム知ってた?w
いや、私はよく知ってる作品なんだけど、あんまり話題になってるの聞いたことがなくて、パソコンゲームとしての知名度がどのくらい高かったのか正直わからないんですよね。
スーファミにも移植されているので、そっちの方で知られてるかもしれないですが。

みなさんどうですか?


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