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発売年:1987年
開発元:ゲームアーツ
ジャンル:麻雀SLG
発売機種:PC-88、X1、MSXほか
※画像はすべてPC88版のものです

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*概要
「ぎゅわんぶらあ自己中心派」は、1987年に「シルフィード」「テグザー」などでお馴染みの「ゲームアーツ」より発売された麻雀シミュレーションゲームで、「片山まさゆき」氏の漫画「ぎゅわんぶらあ自己中心派」をゲーム化したものです。

原作漫画では主人公である「持杉ドラ夫」(画像のサングラスの男)が、毎回毎回さまざまな能力(?)をもつ人々(時には動物や宇宙人なんかもいた)と麻雀を打っていくという内容のもので、全編を通じてのストーリー性はなくほぼ1話完結の内容になっていました。麻雀漫画ではありますが、内容的にはかなり無茶苦茶で実際ではありえないようなことをする人たちが多く登場するコメディ性の強い漫画でした。

最近話題になっている麻雀漫画(アニメ)「咲-Saki-」のご先祖様みたいな漫画、と言えば解りやすいかもしれませんね。

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*システム
ゲームのシステムはごく普通の四人打ち麻雀ゲームと同じといっていいかと思います。
捨て牌のシステムはアーケードの麻雀ゲームと同じで、カーソルで捨て牌を選択するのではなくA~Nまでのキーを入力して捨て牌を決めます。

ロン、ポン、カン、リーチなどはファンクションキーに割り当てられていて押すことで実行できます(見逃す場合はスペースキー)。チーはリターンキーで実行となり、対象となる牌の組み合わせが複数ある場合は、テンキーの4と6で選択してリターンキーで実行になります。
ちなみに実行した場合、ゲームアーツお得意の合成音声で”ロン!”やら”チー!”と喋ってくれるのが斬新でした。

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麻雀ゲームではお馴染みのルール設定もなかなか充実していたのですが、本作においての”特徴”とも言える特殊なルールが”ツキ”の有り無し設定です。
これは当時の麻雀ゲームではまあ考えられないような設定で、原作漫画ありきだからこその設定でもあると思います。
要するにどういう設定かというと、
原作で強い奴はゲームでも理不尽に強いってことですw

原作中での強者と”ツキあり”モードで遊ぶとわかりますが、まあまともに麻雀させてくれませんねw
そこは勝ちとか負けとかよりも、原作の世界を味わうという事に重きをおいた設定なんでしょう。
(まあそれでも絶対勝てないってわけではないですから)

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原作漫画の方にはとにかくたくさんの雀士達が登場しますが、本作の方では原作初期の頃に登場した雀士の中から12名が登場しました。
主人公である「持杉ドラ夫」やレギュラーの「律見江ミエ」「店野真澄太」に加え、ミエの姉である「迷彩レディー」や宅の上で稲妻や竜巻を発生させる「ゴッドハンド」、麻雀中毒者の「クリスチーネ.M」、北家神拳(”北斗”ではない)の使い手「北家拳士郎」などなど原作でも印象の強かったキャラが登場しています。

ゲームでは、この中から3人を対戦相手に選ぶことができるのですが、
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このゲームはとにかく原作の再現率が高く、例えば原作で「迷彩レディー」(画像の金髪の女性)は捨て牌で”トマト”(同じ牌で1つの牌を挟む)や”しんぶんし”を作って「ねえ、見て見て!」と言って見せてくる(それだけ)シーンがあるのですが、実際に彼女と宅を囲んでいて同じ状況になると吹き出しで「ほら、みてみて!トマト」と話しかけてきます。
まあ、それだけなんですけどねw

他のキャラクターたちも同じように、原作に近い状況になると原作と同じセリフを喋ってくれるので、原作ファンは特に楽しめるゲームになっていました。

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本作では原作の再現はセリフだけでなく、各キャラクターの麻雀の打ち方や”特殊能力”も再現していました。
「タコ宮内」や「オクトパシーふみ」などは原作通り「タコ打ち」(当時意味がわからなかったけどw)をしてきますし、「ゴッドハンド」などは本当に原作通りリーチ後に「稲妻ヅモ」で一発ツモとかやってきます(原作通りミスるときもあるけどw)。
あと確か「律見江ミエ」も原作通りロンされた牌を「これチャイ!」と言って引っ込めてなかったことにしたりもしてきますw

原作の世界を楽しむという面では大いにアリなんですが、麻雀ゲームとしてはどうなんだそれ!と言いたくなる部分もあります。そういうところも含めて楽しむゲームなんだと思います。
逆に言えば、原作で弱い奴は本当に弱いので戦いやすいわけですし、”ツキなし”設定にすればそういう理不尽な部分もなくなりますから。

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*余談ですが
ちなみに余談ではあるんですが、私がこの作品の原作漫画と知り合ったのはまだ中学生の頃だったと思います。
当時高校生だった兄が麻雀好きで(ちなみに父親も好き)いくつか麻雀漫画を持っていました。その中の一つが「ぎゅわんぶらあ自己中心派」だったんですね。
当時の私は漫画は好きでしたが”劇画風”の漫画は読まなかったので、他のリアルな麻雀漫画ではなくシンプルでギャグ要素も含まれているこの作品に目が行きました。

もちろん当時の私は麻雀のルールも全然しらなかったですし興味もなかったのですが、そういう自分でも楽しめる漫画だったので夢中で読みましたし、意味もなく「タンヤオ!タンヤオ!タンヤオ!ピンフ!ピンフ!ピンフ!」などと「持杉ドラ夫」のセリフをつぶやいてたりしました(痛いなあw)。
だからといって麻雀を好きになったりはしませんでしたが、少なくともプレイするゲームの中に麻雀ゲームという選択肢が増えたのはこの漫画のおかげだと思います。
お陰様でゲーセンのエロ麻雀でも遊べるようになりましたしねw


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