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発売年:1992年
開発元:光栄
ジャンル:戦略SLG
発売機種:PC-98、X68000、FM-TOWNS、スパーファミコンなど

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~「光栄 三國志」の基本を完成させた作品~
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「三國志Ⅲ(以下:3)」は、1992年に光栄から発売された、三国志演義をテーマにした「歴史シミュレーションゲーム」であり、同社の「三國志Ⅱ(以下:2)」の続編にあたる。

このゲームが発売された頃は、パソコンゲーム市場の中心はPC-8801シリーズから、PC-9801シリーズに移行されていた為、PC-88版の3は発売されず、パソコン版ではPC-98、X68000、FM-TOWNSでのみ発売された。
※私はFM-TOWNS版を所有していました。

個人的に3は、後の光栄(コーエー)三国志シリーズの「基本」を完成させた作品だと思っていて、3以後に発売されたシリーズは、表現方法やアプローチが進化・変化していっただけで、ゲームを構成している「要素」は基本的に3のままなのではないか(悪い意味では無く)と思っています。

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2から変更された主な部分を説明して行きましょう。
まず武将のパラメータが大きく進化しました。2では武力、知力、魅力しかなかった為、「個人の武力は低くても、戦上手な武将」や「戦略戦術に長けていなくても、政治手腕が高い武将」といった武将を表現する事が困難でした。

そこで3では新たに陸指、水指と政治というパラメータが追加されました。
陸指と水指は、陸上または水上での指揮能力を現しており、これにより周瑜のように個人的な武力は高くなくても、兵を率いる能力に優れた人物が、武力が高い武将と互角に戦えるようになりました。
そして政治は武将の行政能力を現しています。これにより同じ文官タイプの武将でも、戦場に連れていけるタイプと、国内で内政に従事させた方がいいタイプと分けられるようになりました。

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武将の事についてもうひとつ、3では武将の「身分」が少し変わりました。
2では「君主」以外の身分では、その国を統治する「太守」と、その国ごとの「軍師」しかありませんでした(後は一般)が、3では君主以外に、将軍、軍師、武官、文官、太守があり、身分によりできる事が変わる為、武将それぞれに身分を任命する必要がありました。
簡単に各身分を説明すると、
「将軍」…軍事・政治実行可能。ただし将軍に任命できるのは、武力85以上か、武力70以上かつ「魅力+(陸指と水指の平均)」120以上。
「軍師」…軍事・政治実行可能。ただし軍師に任命できるのは、知力または政治が80以上。
「武官」…軍事のみ実行可能。任命条件なし。
「文官」…政治のみ実行可能。任命条件なし。
「太守」…軍事・政治・一部人事が実行可能。誰でも任命できるが、将軍と軍師以外を太守に任命した場合、自動的にその国が「委任」状態になる。

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国のパラメータについても変わりました。
2の国力パラメータには土地価値と治水度しかなく、資金や兵糧の収入は土地価値の値で決まっていました。しかしこの2つの数値は割りとあっさり最大値にすることができた為、すぐにその国でやる事が無くなってしまうという事がありました。
それに対応したのか、3では国力のパラメータが開発、耕作、治水、灌漑、商業の5つに増えました。
「開発」…その国で農地として使用できる土地の広さを現します。兵糧収入の最大値に影響しますが、この値だけ上げても耕作が低いと収入はほとんど発生しない。
「耕作」…開発で広げた農業用地での実際の農耕率を現します。詳しくは後述しますが、この値は毎年7月に0に戻ります。
「治水」…洪水に対しての対策度を現します。高いほど洪水の発生率を下げられます。
「灌漑」…農地への給水設備などの充足度を現します。兵糧の収入に影響します。
「商業」…その国の商業発展度を現します。高いほど資金の収入が多くなります。

上昇させないといけないパラメータが2つから5つに増えて、一気にやらないといけない作業が多くなりました。しかも頑張ってパラメータを上げても、7月に耕作値が0に戻ってしまう為、常にその国で何人かの武将を耕作作業に従事させていないと、安定した兵糧収入が得られないようになってしまいました。
いかに2の内政が楽過ぎたとしても、この変更はやり過ぎじゃないか?と話題になり、これが3の評価を下げてしまった感があります。

※ちなみにこの「耕作」の仕様は4から無くなりました。

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さて3の最大の変更点と言ってもいい部分…、ってあれ?
また長くなってしまったようなので、続きはまた次回。




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