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発売年:1987年 ※AC版は1985年
開発元:電波新聞社 ※AC版はセガ
ジャンル:擬似3DSTG
発売機種:X68000

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さて、少し前の話になりますが嬉しいニュースがありました。
2005年にPS2用として発売された「SEGA AGES 2500シリーズ Vol.20 スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~」が、なんとPS3用としてPlayStationStoreで発売が開始されたのです。

この作品には、メガドライブ版「スペースハリアーII」、セガマークIII版「スペースハリアー」と「スペースハリアー3D」、そしてアーケード版「スペースハリアー」が収録されています。
「SEGA AGES 2500」シリーズと言えば、個人的には黙って純粋な移植をしてくれればいいだけなのに”余計な”アレンジやポリゴン化してなんの価値もない、ただ原作の面白さを損ねただけのシリーズとして未だに「ゴールデンアックス」の恨みは忘れていない、ことで有名なシリーズです(もう許してやれよ)。
許さない、絶対にだ!

とまあテンプレな流れは置くとして、その「SEGA AGES 2500」シリーズの中でもこれは各作品を純粋に移植してくれた良作なので、個人的にも評価が高い作品です。これがPS3で発売されたんですから、買うしかない!でしょ?
お値段は800円と良心的な価格。ぶっちゃけアーケード版スペースハリアーが遊べるってだけで800円払う価値すらあると私は思います。

そんなわけで、今回はこのスペースハリアーコンプリートコレクション発売を記念して『スペースハリアー(X68000版)』の紹介をしたいと思います。

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その前に簡単に「スペースハリアー」という作品についての紹介から。
「スペースハリアー」は1985年にセガより発売されたアーケード用擬似3DSTGで、ゲームでのキャラクターの動きに合わせてプレイヤーが乗っているコクピットのような大型の筐体がぐいんぐいん動くというセガの「体感ゲームシリーズ」の一つでした。

プレイヤーは超能力者の「ハリアー」となって、様々な敵と戦いドラゴンランドに平和を取り戻すことが目的です。ハリアーは脇に抱えた銃(名称分かりませんが私たちはサイコガンって言ってました)で攻撃が可能ですが、その攻撃にはタメ攻撃とかパワーアップなんてものはなく、ただひたすら連射して撃つだけというシンプルなものでした。

しかし信じられないゲーム画面の美しさ、高揚感を煽られるBGM、やりごたえのある難易度、そしてまるで戦闘機に乗っているかのような操縦感覚でぐいんぐいん動く大型筐体の楽しさ、当時では「驚愕」といっていいほどのそれらの要素に1プレイの料金が普通のゲームに比べて高かったにもかかわらず、常に順番待ちと人だかりのできていたゲームでした。
当時ゲーセンに通っていた人間なら、絶対に一度は遊んだことがあると言ってもいいくらい有名なゲームでしょう。

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さてそのスペースハリアーは、翌年セガマークIII/マスターシステム用に移植されたのですが、アーケード版をプレイしたいたゲーマーにとってその移植はとても納得できるものではありませんでした。ただそれはあくまでアーケード版と比較したらの話であって、当時の家庭用ゲーム機のスペックを考えれば信じられないくらいの出来だったことは間違いありません。
私はマークIIIもマスターシステムももってはいませんでしたが、もっている友人の家に遊びに行ったときは必ずと言っていいほど夢中になって遊んでいましたから。

そして1987年に、アーケード版「グラディウス」をほぼ完璧に移植再現!という鳴り物入りで登場したパソコン「X68000」にて「スペースハリアー」が発売されました。制作はセガではなく「電波新聞社」、そう安心の電波新聞社ですw
私もこの話を聞いたとき「どうなるんだろう?完全に再現できるのかな」とワクワクしていましたが、実際は完全とまではいかず地表の模様や、背景の動き、キャラクターの大きさなどがアーケード版と異なっていました。ただそれ以外の部分やキャラクターの挙動などについてはかなりアーケードに迫るものであり、1994年にメガドライブスーパー32x版が発売されるまではもっともアーケード版に近い移植だったと言えるでしょう。

スーパー32x版には、本気でびびったw

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X68000版は細かいところはともかく、ゲーム内容としてはアーケード版と同じです。
ステージは全部で18面あり、ステージ中に登場する敵の攻撃や体当たり、地上や空中にある障害物を避け、一定の距離を進むとそのステージのボスとの対決になります。

ボスには様々な種類が有り、それぞれ独自の攻撃方法でハリアーに襲いかかってきますが、その中でもまるで本物の竜のように体をうねらせながら大量の炎を吐いてくるステージ1のボスには度肝を抜かれましたね。
これの亜種で双頭の竜や、骨だけの姿の竜なんてのもいましたね。

あとは…どっからどうみても、
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ドムのやつとかw
え?頭が違うからセーフだって?頭なんてたかがメインカメラの飾りですよ、偉い人にはわからんのです!
まあこの時代は色々ゆるかったからなぁ、同じ頃別の横スクロールシューティングゲームには、ザクとかズゴックも出てたしねw

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一定ステージ進むと、画面の奥から白い善の竜「ユーライア」が現れハリアーを背中に乗せてくれます。
ここからはボーナスステージとなり、プレイヤーはハリアーと同じように今度はユーライアを操って、画面上に登場する障害物の木に体当たりをしてポイントを稼ぎ、最終的に倒した木の数によりボーナスポイントがもらえます。

ただしユ-ライアの挙動には慣性が働いており、すぐには方向を変えられないようになっているので、うまく慣性を制御して操りつつ進んでいかなければいけませんでした。

え?あ、はいはいおっしゃりたいことはわかりますよ。
このふっさふさの白い竜の事ですよね?はいはいわかります。ええ、ぶっちゃけ1984年の映画
「ネバーエンディングストーリー」に出てきた「ファルコン」ですねw

これも顔は違いますが、顔なんて(ry

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さてX68000版とか言いながら、結果的には普通に「スペースハリアー」ってゲームについて説明してきた感じがしますが。まあそれもよし!w
逆に言えばX68000版については、ある部分以外はアーケード版とあまり変わらない移植度だということだし、特にX68000版オリジナルの要素があるわけでもないですからね。

ただちょっと思うのは、X68000版のスペースハリアーはX68000が発売されたのと同じ年に発売されてるんですよ。これがもしもう少し後で、開発者がX68000の機能を十分に引き出せるようになってからの発売だったら本当に完璧と言えるような移植ができたんだろうか?そんなことを考えてしまいます。

あ、余談ですが、この翌年にはX68000版をベースにしたPCエンジン版が”あの”NECアベニューから発売されましたが、ファンタジーソーンの時とは違って、動きだけじゃなく音楽もかなりマトモでした。BGMに変なアレンジが入ってなかったのがとても良かったです。

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さてそんなスペースハリアーですが、
ぶっちゃけ今遊んでも十分に面白いです!!
体感ゲームだっただけに、動く筐体で遊ばないと楽しくない?なんてことはありません。筐体がなくってもこのゲームの、ゲームとしての完成度はめっちゃ高いです。

単調そうに見えますが、次々と体当たりしてきたり吐かれる弾を避けて攻撃しながら、さらにガンガン迫ってくる障害物をかわすこのスリル。
特に上が壁で塞がれるステージでは、ハリアーの移動できる範囲が狭まったわけでもないのに異常なまでの圧迫感があり、そこでさらに高速で迫ってくる障害物をかわしていくのはゾクゾクするほどのプレッシャーが味わえ、思わず「うひーーー!」などと声が漏れてしまうくらいです。

これだけの気持ちいいプレッシャーを味あわせてくれるゲームは、現代でもそれほど多くはないでしょう。
もしそんな気持ちを体感してみたいなら、是非「SEGA AGES 2500シリーズ Vol.20 スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~」の購入をお薦めします。


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