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発売年:1988年
開発元:データウエスト
ジャンル:コマンド選択式AVG
発売機種:PC-88、PC-98、FM-77、X1,X68000、MSX2など
※画像は全てPC-88版です

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「第4のユニット2」は、1988年に「AYA」「Orgel」「ソリチュード」などの「サイキックディテクティブシリーズ」で有名な「データウエスト」から発売されたコマンド選択式アドベンチャーで、1987年に同社から発売されていた「第4のユニット」の正式な続編にあたります。この作品はここからシリーズ化され、後に全部で7作品も制作されました。

前作は記憶喪失の少女「ブロン・ウィン」が、死の商人と呼ばれる組織「WWWF」とその対抗組織である「統合軍」との戦いに巻き込まれ、その後自分がWWWFによって作られた生体兵器「BS(バイオニックソルジャー)」であったことを知ってしまうのだが、それでも平和のために統合軍に協力してWWWFを倒すという話でしたが、今回はその半年後の話という設定になっていました。

ゲームシステムやキャラクターデザインが前作から変わっていないため目新しさは殆どありませんが、その分前作よりストーリーのボリュームが増え、内容もブロン・ウィン達の出生の秘密がわかるなどより深いものになっていました。
続編というよりは「第2話」というほうがイメージに近いかもしれませんね。

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本作のストーリーはこんな感じです。
前作でのWWWFとの戦いから半年後、BSである「ブロン・ウィン」は前作で知り合った越中博士の提案で、普通の人間として前作で自分を保護してくれた「武藤優介」と同じ学校に通う生活をしていた(ちなみに優介の出番は、ほぼこのOPデモだけw)。

そんなとき、世界各地で国の要人が次々とさらわれるという事件が相次いだ。
さらわれた要人達は、数日後なんの問題も無く発見されるのだが、なぜかその後急に性格が好戦的に変わってしまう。そしてそのせいで、今度は国家間での紛争が相次ぐようになってしまった。

ある日、急に越中博士に呼び出しを受けたブロン・ウィンが博士のところに向かうと、そこにはブロン・ウィンと同じBSで前の戦いで共に戦ったセスとアッシュの姿が。いったい何事なのかと問うブロン・ウィンに、越中博士は最近続発している要人誘拐についての調査を依頼するのであった。

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ゲームシステムについては前作とほぼ変わっていないのですが、前作を知らない人の為に説明しておきましょう。
本作はちょっと特殊なコマンド選択方式となっていて、まず実行するコマンドの「動詞」を、画面右のコマンドの中からキーの上下でカーソルを「合わせます」(選択ではない)。

次にキーの左右を押していくとグラフィック内に枠が現れて、それがどんどんキーを押すことで例えば机やパソコン、壁や人など実行できるものに次々と合わさっていくので、コマンドを実行したい対象に枠を合わせてからリターンキーを押すことで初めてコマンドが実行されます。

またゲーム内で手に入れた情報やアイテムは画面の上部にアイコンとして表示され、これもカーソルの左右で枠を合わせることができるので、情報について聞いたり、アイテムを使用する場合などにはこれを利用することになります。また画面左の地図内にも枠を合わせることが可能で、こちらは移動の際などに使用しますることができました。

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こちらも前作と同じシステムなのですが、一応紹介しておきます。
本作、というかこのシリーズにはAVGでありながら「戦闘シーン」があるというのがひとつの特徴でした。しかし「ウィングマン」のようにアクションゲームのようなものではなく、RPGのようなコマンド選択による戦闘です。

ストーリーを進めていくと、特定の場所(ランダムではない)で敵対するBSとの戦闘が始まります。
戦闘は進行状況により、一対一、一対複数など状況は変わりますが戦闘方法は全て同じで、実行する戦闘コマンド(パンチ、キック、ジャンプ、サイキックパワー、関節技など)を選んで、攻撃する対象を選ぶだけのシンプルなものです。

コマンドを選択すると、画面端に敵と味方のキャラが現れそれが画面中央で交差するという演出の後、コマンドの実行結果(ダメージ)が表示されます。攻撃に成功すると攻撃対象の体力(緑のゲージ)が減り、こちら(ブロン・ウィン)の体力が0になる前に、相手の体力を0にすると勝利となります。

ただこの戦闘、攻撃判定も与えるダメージも全てランダム、完全に運任せなので正直なところ楽しくはありません。
(コマンドにより多少の差はあるのかもしれませんが…)

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最初にも言いましたが、本作は新たな「続編」というよりは、追加ディスクの「第2話」という感じでした。目新しさはありませんが、逆に言えば前作から遊んでいる人には、引っかかるところも無くすんなり遊べる良さもあったと思います。ただあまりに前と同じすぎて改善点があまり無かったのは、残念だったかもしれません(特に戦闘シーンあたり)。

その一方で話の内容については、前作で不明瞭だった部分が徐々にわかってきたり、敵の組織WWWFとの戦いが本格化し、そしてこういった作品ではお約束の主人公と「敵の強力な新型」との戦い、こちらの能力を無効化する兵器の登場など、この作品の世界観がどんどん膨らんでいく良いものだったと思います。

ちなみに、本作の続編となる「DUAL TARGETS THE 4th UNIT ACT.3」からは、システムやグラフィックが一新され、ストーリーも盛り上がっていくのですが、そちらの新たなシステムもなかなかに「独特」なものでした。そのへんも機会があれば紹介して行こうと思います。

あ、最後に本作について、ストーリの展開上しょうがないのかもしれませんが、主人公とその宿敵以外のBSにほとんど出番が無かったのが不満ですw (アップの顔とか全然ないし…)



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