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発売年:1985年
開発元:エニックス
ジャンル:コマンド選択式AVG
発売機種:PC-88、PC-98、FM-7など
※画像は全てPC-88版です

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「エルドラド伝奇」は、1985年に「ポートピア連続殺人事件」「ウィングマン」などで有名な「エニックス」より発売された、コマンド選択式アドベンチャーゲームです。本作を手がけたのは漫画家でもある「槙村 ただし」氏で、氏は同社の「マリちゃん危機一髪」や「ガンダーラ」なども手がけていました(氏は永井豪先生のお弟子さんだったそうです)。

グラフィックが全体的にかわいい系でしかもちょっとエッチなのでとっつきやすそうに見えるのですが、実はかなり難易度の高いゲーム内容になっていましたね。

親友であるアキラから「妹がやつらにさらわれるかもしれない」という電話を受けてアキラの家に向かった主人公は、そこでアキラの死体を見つける。プレイヤーは主人公となり親友の遺言に従い、行方不明となったアキラの妹「ホシコ」を探すためにアマゾンの奥地にあるという「エルドラド」を目指すことになります。

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本作は最初に「コマンド選択式」と説明しましたが、ちょっと一般的なコマンド選択式というのとは違っていました(といっても当時まだそれほどコマンド選択式のAVGは多く無かったですけどね)。

まずプレイヤーは第一選択肢として「動詞」を画面右にあるコマンド一覧から選択します。例えばコマンドから「取る・拾う」を選択したとすると、そのあとに何を取るのかという第二選択肢を求められます。このとき画面に四角い枠(見難い)が表示されるので、それをカーソルキーで動かして画面上にある取りたいものを選択するのです。

ここまでは特に問題の無い一般的な「動詞+名詞」のコマンド選択方式といえます。が、例えば「使う」を第一選択肢で選ぶと、次に第二選択肢として問われるのは「名詞」ではなく「持ち物/連れ/画面」の3つの選択肢になるんです。

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このとき「持ち物」を選ぶと(それぞれf・1~f・3に対応しているのでそれを押す)、主人公が今もっているアイテムの一覧が表示されそこから使いたいものを選ぶことができます。「連れ」を選ぶと現在一緒に行動している仲間を使って何かさせることが可能です。そして「画面」を選ぶと、画面にカーソルが現れてカーソルで選択したものを使うことができます。

つまり一部のコマンドでは、通常の「動詞」と「名詞」の間にさらにひとつ選択肢のジャンルが増えるわけです。これはそんなに大した話じゃないと思われるかもしれませんが、しょっちゅう行う「見る」のようなコマンドは、その都度いちいち「見る」「画面」「○○(カーソルで選択)」と行わなければいけないので結構な手間になります。

さらに動詞。名詞に加えて選択肢のジャンルがひとつ増えるということは、コマンドの組み合わせパターンも一気に増えますから、プレイヤーとしても考えなきゃいけないことも増えるわけです(まあそれは一種の楽しみでもあるんですけどね)。

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また「コマンド選択式」とは言いましたが、一部の場面ではキーボードからの文字入力を求められることがあります。その大抵は「合言葉」や「キーワード」なのですが、とある場所ではコマンド入力システムが存在するにもかかわらず、手入力で名詞と動詞の組みあわせを指定しなければいけない場合もありました。

しかもそれが「動詞を入力してください」というメッセージの後に動詞を入力し、「名詞を入力してください」のあとに名詞を入力するものもあれば、普通のコマンド入力式のように「動詞+スペース+名詞」と入力しなければいけないところがあったりするので、結構混乱してしまいます。

しかしその辺は、まだ「コマンド選択式」というシステムが完成しきっていなかった時期の試行錯誤から生まれた弊害なのかもしれませんね。

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本作のシステムについてもうひとつ触れておきたいことがあります。それは「移動」についてです。
通常のアドベンチャーゲームで場面を移動するときは、コマンド選択式なら「移動」を選択して次に「目的地」を選ぶというのが普通ですよね?しかし本作では移動コマンドに該当する「進む・入る」を選択した後、行きたい先を一覧ではなく画面上にある建物の入り口や穴、先に続いている道などをカーソルで選択することになります。

しかしこの移動システムには問題点がありまして、なんと「元の場所に戻れない」んですw
今いる画面から1個でも先の画面に進んでしまったらもう後戻りはできません。ということは?勘のいい方ならもうお分かりだと思いますが、前の画面で必要なアイテムの取り残しがあっても戻れないんです。
はい、そうなったらもう「詰み」です。

しかも本作には「セーブ機能」が存在せず、戻ることができるのは全部で4章ある物語のスタート地点のみですから、もしあとで取り残しに気がついたらそこからしか再開できないのです(最初からやり直すよりはマシですけど)。

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そういうシステムだからなのか解りませんが、本作は他のアドベンチャーゲームのようにあちこちに「デストラップ」が仕掛けられているというようなことはありません。が、それでも何箇所かにはデストラップが存在するので気を緩めると不意に死んでしまいますから注意ですね。

まあもっとも本作の場合はデストラップよりなにより、先述したアイテム取り忘れによる「詰み」のほうがよっぽど怖いんですけどw
何かを動かしたことで何かがあわられたら、普通プレイヤーの注意は現れたものにすぐ移るじゃないですか?ところが動かしたものにも変化があって、そこを見忘れると「詰む」なんて意地悪なトラップもあります…。

道中ひろったアイテムなどは必要な場所で使えばそこで無くなるものが殆どなので、章を超えて持ち越すようなものは少ない。ただしクリアした章で見つけた情報、特に石碑に書かれている文面について忘れたころに不意に聞かれることがあり、その際に答えられなければ結局これも詰みになってしまうので、手に入れた情報は丸写しレベルでメモしておかないとクリアは難しいかもしれないですね。

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本作ではアマゾンに住んでいる「アマゾネコ」と呼ばれる一族たちが、ちょいちょいおっぱいやらお尻やら、いまだとギリギリアウトくさいような場所をぽんぽん見せてくるので(いまでこそご立派になられたエニックスですが、当時はそういう作品でも全然OKの会社だった)、それにつられてホイホイプレイすると強烈なしっぺ返しを食らってしまうこと間違いなしの作品だと思います。

今回システムや難易度(あとエロw)の話ばかりして来ましたが、グラフィックの面ではさすが漫画家が作った作品なだけあって絵の見せ方や構図が当時のアドベンチャー作品ではかなり良いものとなっていましたし、沼地や森に来たときに蛙や、怪しげな鳥たちの鳴き声がBeep音(?)で再現されていたり、雷が近くに落ちたときにただ音やテキストで表現するのではなく、場面が切り替わって落雷のシーンが音とともに表示されまたもとの場面に戻るなど、プレイヤーに臨場感を与えるような要素が多い良い作品だといえるのではないでしょうか。


それはそうと主人公君や、女の子の腰にある星型のマークを確認するためといって、
パンツも脱がせてしまうのはどうなんですかね?
腰のところなら脱がせんでも確認できるやろ!
いや嬉しいけど、嬉しいけどもね。


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