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発売年:1992年
開発元:ガイナックス
ジャンル:コマンド選択式AVG
発売機種:PC-98、X68000、FM-TOWNSなど
※画像はすべてPC-98版のものです

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さて、先日公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」ですが、最速先行上映を含め公開3日間で「興行収入11億円」を突破したというニュースを見ました。
11月に公開されたというのに、もう2012年の映画興行収入トップになるのでは?と噂されています。
すごいね!いやマジで。

それはそうと、エヴァがブレイクする以前に「ガイナックス」という社名をアニメファンの間に強く認識させた作品といえば?1990年からNHKにて放送されたアニメ、そう「ふしぎの海のナディア」です。
実はこの作品でただのアニメ好きから「アニオタ」の世界に入ってしまった、という人も多いのではないでしょうか?

今回紹介するのは、その「ふしぎの海のナディア」がゲーム化された作品です。
※ちなみに私がガイナックスという社名を認識したのは間違いなく「トップをねらえ!」です

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「ふしぎの海のナディア」は、1992年に「電脳学園」「プリンセスメーカー」などで有名な「ガイナックス」から発売された、同名タイトルのアニメをゲーム化したコマンド選択式アドベンチャーゲームです。
アニメ作品のゲーム化の場合、原作の一部分のストーリーをゲーム化する場合と、設定を原作のままに完全オリジナルストーリーでゲーム化する場合がありますが、本作は後者で原作の時間軸で言うと15話より前辺りだと思います。
「フェイト」さん生きてましたから(´;ω;`)
(フェイトさんの最後はトラウマクラスだろ…)

アニメをゲーム化して内容がオリジナルストーリーとなると一般的に不安な要素が多々あるわけですが、そこは原作とゲームの制作会社が同じなだけあり内容もしっかりしていました。

万能潜水艦ノーチラス号に乗り込み、ネモ艦長らとともにネオ・アトランティスとの戦いを続けていたジャンとナディア達だったが、ある日起こった敵の潜水艦ガーフィッシュとの戦闘後、ナディアが突如姿を消してしまう。
やっとナディアを見つけたジャンが見たものは、”魚料理”をクルーに振舞うナディアの姿だった!(彼女は極度の菜食主義者)ナディアは一体どうしてしまったのか?というところから始まるストーリーで、プレイヤーはジャンとなって話を進めて行きます。

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ゲームのシステムは前述したように”コマンド選択式”なのですが、ガイナックスのAVG作品ではお馴染みと言える”極端に第一選択肢が少ない”システムとなっていて画面上に表示されているコマンドは、見る、話す、考える、移動の4つだけです(あとはセーブ/ロード)。

選択肢が少ないAVGというとなんか寂しい感じがしてしまいますが、この時代のAVGはもう「謎解き」が主目的ではなく「ストーリーを展開させる」ことが目的というように変わっていましたので、逆にこのくらいシンプルな方が遊ぶ方としては楽だったと言えます。
またこういったゲームにありがちな、とにかく全部のコマンドを実行しないと先に進めないという時間稼ぎ要素はほとんどなく、特定のフラグさえ立てればストレス無くどんどん話を進められるのも好印象でした。
実際そんな時間稼ぎなんか必要ないくらい、ボリュームの多い内容でしたしね。

エレクトラさん可愛いよ、エレクトラさん。

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ストーリーを進めていくと、ある事情でジャン、サンソン、ハンソン、測的長のエーコー、看護婦のイコリーナだけでノーチラス号を運用し敵と戦わなければいけなくなり、さらには戦闘の指揮をジャン(つまりプレイヤー)が摂ることになってしまいます。

敵と遭遇すると(ストーリー上固定で遭遇、ランダムエンカウントではない)画面が戦闘モードに切り替わり、プレイヤーはジャンとして戦闘コマンドを実行しノーチラス号に命令を与えます。
画面には水深計、レーダー、損害状況パネル、各武装残弾数などが表示されていて、敵との距離や敵の行動に合わせて回避行動や武装の選択を実行しないといけないんですが…
ぶっちゃけ、どう戦っても関係なかったはずです
(当時よくわからなくて、もう適当にやってたけどゲームオーバーにはならなかったので)

まあこの戦闘シーンの”ウリ”はなんといっても、戦闘中に表示されるアニメ制作会社ならではの迫力ある戦闘アニメーションでしょう。表示される絵は小さいですが、これは必見です。

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ガイナックスは当時のPCゲームの絵があまりにしょぼいから”映像のプロの本気”を見せるために電脳学園を作った。なんて言われていただけあって、本作のグラフィックはドット絵の芸術作品と言っていいほど繊細で美しく、全ての画像に手抜きがない素晴らしいとても素晴らしいものでした。

普通のゲームだったら、手抜きとか絵がなくても良さそうなシーンの絵ですら、
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このクオリティですよ?
何この質感。もはやキチ●イじみてます(褒め言葉
登場するキャラクターたちの画像も、原作デザインと変わらぬクオリティで再現されているので、本当にアニメを見ているかのような感覚で楽しめる作品でした。

アニメと言えば、本作では劇中で使用された曲がそのままFM音源やMIDI音源でBGMとして再現されていたので、それがよりアニメを見ている感覚になれた理由の一つかもしれませんね。

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本作は後にX68000、FM-TOWNSに移植され、特にFM-TOWNS版はCD-ROM3枚組で”フルボイス”という超豪華仕様でしたね(私はFM-TOWNS版買いました)。ちなみに「ふしぎの海のナディア」はファミコン版、メガドライブ版、PCエンジン版もありますが、これらは全てPC版と内容が異なります。

PC版は内容的にもファンが遊んでも十分満足できる作品だっただけに、ぜひProjectEGGなどで復刻して欲しいタイトルです。版権元が製作元なんだから、権利的には問題ないと思うんだけどなー?
どうなんでしょうガイナックスさん?


さて最後に余談ではありますが、この「ふしぎの海のナディア」はリアルタイムで放送されていた頃、私はまだ高校生だったんですが、仲の良かった友人が特にこのアニメにハマっていまして、彼からサントラや本などを色々押し付けられて、結果知らないうちに洗脳されていたのも、今となってはいい思い出ですw

エレクトラさん可愛いよ、エレクトラさん。
ショートじゃない頃のが特にね。


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