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発売年:1986年
開発元:日本ファルコム
ジャンル:コマンド選択式AVG
発売機種:PC-88、PC-98、X1、MSX2、ファミコン


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* ストーリー
メキシコ高原とユカタン半島にまたがる密林の奥地に隠されていると言うマヤ文明の象徴的神殿である「太陽の神殿」、そこには神々との交流をもたらしたという鍵「太陽の鍵」が隠されていると言う。
果たして「太陽の神殿」そして「太陽の鍵」は本当に存在するのか?

まあそんな感じでした。

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* システム(コマンド)
本作は「コマンド選択式」のAVGなのですが、選択するコマンドが「みる」「はなす」などの文字では無く、当時のパソコンAVGでは珍しかった「行動アイコン」を選択してゲームを進めて行くという方式を取っていました。
しかし慣れるまではアイコンの意味が直感的に伝わりにくく、絵や意味の似ているアイコン(特に「押す」と「動かす」や「取る」と「置く」)は見違えて選択してしまう事も多かった気がします。

また場所・状況によって選択できるコマンドが増えたり減ったりというのが無く、最初から全てのコマンドが選択できるようになっていたので「洗う」というアイコンをみて「ああどこかで何かを洗うんだな」と予測できてしまったものです(まあそんなのは全体の難易度を下げる要素にはならなかったんですけど)。

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* システム(移動)
通常のAVGでは「いどう」というコマンドで場所と場所の間を一瞬に移動出来るのが普通でしたが、本作では何画面もある広いマップの中を、実際に主人公を動かして移動するという方式になっていました。
探索できる場所に来ると、そこが枠に囲まれるので解るのですが、1画面の広さに比べてその枠が出る範囲が狭いので、ちゃんと隅から隅まで歩かないと見落としてしまう場所もありましたね。

また全体マップは15x15画面というAVGとしてはとてつもない広さなのですが、その中で主に行動する建物がある場所は全部で5画面くらいしか無くさらに密集しています。
他の220画面くらいは全部ただの森で、似たような画面が多いので迂闊に入り込むと自分がどの位置にいるのか解らなくなり迷う事になります。じゃあそこは無駄なの?と思うかもしれませんが、ところがどっこいなんですよねw

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* 難易度

レトロPCゲーマの間で「太陽の神殿」が話題に上がると、まず語られるのがその難易度の高さではないでしょうか?
このゲームには主人公以外の人間は一切登場しないので、AVGの基本である「情報」というものを得る事が非常に難しい作りになっていました。そのクセに普通では思いつかないような行動を要求してくるんですからねw

また「ハマり」が多い事も難易度を上げていた理由の一つでしょう。即死トラップ的なものは無いのですが、何かをある手順で実行していないとハマるという謎が多く、タチが悪い事にその場ではハマったことに気づかないものが殆どなんです。
せめて即死トラップなら間違えた箇所が解るので次から回避もできますが、ハマった事に気が付かないで永久にゲームがクリアできなくなるというのは原因の特定ができませんからね。

しかもそのほとんどが初見では絶対に解らないような罠なんですから…鬼ですね。
このゲームをヒントなしで解けた人がいたなら、超能力者何じゃないかと思いますw

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* イースとの関係

ゲームが起動すると聞き覚えのある音楽と共に美しい風景が、若干ぎこちないスクロールで流れていきます。
私がこのゲームをプレイした時に「あれ?このOP曲に聞き覚えがあるんだけど、なんだろう?」と思いました。

実はこの翌年1987年に、同じく日本ファルコムから発売された「イース」で、詩人の「レア」が失くしたハーモニカを見つけて返してあげると、お礼にハーモニカで演奏してくれるのですが、その時の曲がこの太陽の神殿のOP曲なんです。
どうりで聞き覚えがあると思った。

これ以外にも、太陽の神殿とイースは関連している部分がいくつかありました。
例えばイースにて身につけると隠された通路が見えるようになる「マスク オブ アイイズ」という仮面は、太陽の神殿で同じく身につけると隠されたものが見えるようになる「両目のマスク」から来ていたりします。
(ごめんなさい、画像は「片目のマスク」だw)

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また本作のこの画像の池で「金の台座」というアイテムを持ったままである事をすると、金の台座を池に落としてしまうというトラップがあります。
落としてしまうと二度と手に入れられない(しかもハマる)トラップなのですが、イースのゲーム内にこの池とそっくりな場所が登場し、同じ場所にいくと「金の台座」というアイテムを手に入れる事が出来ました。

つまり別ゲームの主人公が無くしたものを、別ゲームの主人公が手にするという面白い仕掛けなんですよね。

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* ゲームを終えて

理不尽な謎(と私は感じた)解きの部分は、まあ昔のADVゲームならではだと思います。
でもテキストでの情報が少ないから、解決策がなかなか思いつかないんですよね。

テキスト入力、テキストのコマンド選択が主流だった時代の古いパソコンADVゲームでありながら、ファミコンなど家庭用ゲームのようなアイコン選択による感覚的UIと、テキストよりグラフィックによるによる視覚的な情報表現を採用したのはさすが日本ファルコムだったなと思いました。

でもこれコントローラーでやるならいいけど、パソコンのキーボードでプレイするとやっぱりやりずらいなあw
このゲームはファミコンでも出てたので、そっちのほうならこのシステムでもやりやすかったんだろうとは思います。

クリア済


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