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発売年:1992年
開発元:リバーヒルソフト
ジャンル:ファンタジーロールプレイングゲーム
発売機種:PC-98、PCエンジン、スーパーファミコンなど
※画像は全てPC-98版です

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「プリンセス・ミネルバ」は、「殺人倶楽部」「琥珀色の遺言」などで有名な「リバーヒルソフト」より1992年に発売されたPC-98用ファンタジーRPGで、後にPCエンジンCD-ROM2、スーパーファミコンに移植されました。企画に「サクラ大戦」などでお馴染みの「レッドカンパニー」か関わっており、本作を原作としたメディアミックス展開(漫画、小説、OVAなど)も広く行われていました。

リバーヒルソフトの作品といえば、「J.B.ハロルドシリーズ」や「一九二〇シリーズ」などのシリアスで骨太な推理AVGや、「BURAIシリーズ」のような少年漫画テイストのある王道RPGというイメージがありますが、あえてそれらを「硬派」と称するならば、本作はかなり「軟派」な作品であり、全体的にノリが軽く(ギャグ要素が多い)、またメディアミックスを意識して作られているからなのか内容よりも「キャラクター」に重きを置いている、そんな感じの作品でした。

ストーリーは、ウィスラー王国のわがままプリンセス「ミネルバ」は、17歳の誕生日を前に「自分の親衛隊を作りたい」と言い出し、周りの反対を押し切って家柄も素性も知らないような女性を集めて「ミネルバ親衛隊」を結成しました。そんな時、王国のあちこちで部下に女性をさらわせている魔術師「ダイナスター」からミネルバ宛に挑戦状ともとれる手紙が届きます。もちろん喧嘩を売られて黙っていられるミネルバではありません。ミネルバは親衛隊とともにこっそり城を抜け出し、ダイナスターを討伐する旅にでるのでした。

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さて、その「ミネルバ親衛隊」のメンバーですが、ウィスラー王国近衛隊副体長でありミネルバの守役でもある「ブルーモリス」、「死神」の名を持つ凄腕の賞金稼ぎ「チロリア」、同じく賞金稼ぎだがまだ売り出し中の「ケスレー」、問題を起こして教会を追い出された元僧侶「オーリン」、そのオーリンが保護しているハーフエルフの少女「トゥア」、本業は商人だが夜の酒場でSM女王として活躍していた「ラクロア」、学者であり古代魔術の専門家でもある「エラン」、東の大陸から渡ってきた格闘家「ミズノ」、以上の8名になります。

本作ではプレイヤーが操るキャラクターとして、ミネルバ+親衛隊の合計9名が存在します。これだけのキャラクターがいる場合、普通のRPGであればシナリオ進行によってメンバーが途中で抜けたり、新たにメンバーが加わるなどの「メンバーの入れ替え」が行われるパターンが多いかと思いますが、本作ではゲームスタート時からラストまでメンバーはこの9人と決められています。これ以上メンバーが増えることも無ければ、途中で減るということもありませんでした。

最初に言ったように、本作はメディアミックスという趣旨も踏まえて「キャラクター」を前面に出した作品なので、シナリオ展開によりシナリオ終盤から参入したり、途中で抜けてしまったりすることでそれぞれの印象に差ができてしまうことなどを考慮して、シナリオ進行によるメンバー入れ替えをしなかったのかもしれませんね。

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じゃあ入れ替えが無いって事は、この作品では9人パーティで行動するのか?という疑問が沸くと思いますが、それはそうではなく、魔術師ダイナスターが王国で同時多発的に事件を起こしていることに対応するために、ミネルバ含め9人のメンバーを3人ずつ3つのパーティに分けて、それぞれを事件の起こっている3つの地方へ派遣するという方法が取られています。

どこの地方へ向かわせるパーティメンバーを誰と誰と誰にするのか?というのはプレイヤーが自由に決定することができるようになっていて、向かわせた場所のシナリオ展開やパーティバランスによってゲームの難易度は結構変化しました(手詰まりになることは無い)。このへんの自由度が本作のウリでもあり、一度ゲームクリアしたあとでも組み合わせを変えて再チャレンジする楽しみというのもありました。

ただしパーティの自由度の弊害ともいえる点として、パーティメンバー間の会話や関係性の表現が乏しくなるというのがありました。それを考慮してか、後に移植されたPCエンジン版とスーパーファミコン版についてはパーティは3つに分けるが常に一緒に行動するように変更され、そのおかげでキャラ同士の掛け合いなども多く楽しめるようになっていましたね。

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さてこのままだと今回1回では終わらないのではないか?という不安を抱えつつも、システムの説明に行こうと思います(ちなみにシステムについては、PC-98版をベースにしています)。本作は見下ろし型のフィールド探索型RPG(まあ要するに「ドラクエタイプ」)で、街や城内部のマップで情報収集や買い物を行い、情報をもとに全体マップ上で次の目的地(新たな町やダンジョンなど)へ向かい、それらの場所で起こるイベントを発生させてゲームを進行していきます。

この当時ではもうそれほど珍しい事でもありませんでしたが、本作はマップ上に表示されるキャラクター(自分達やNPC、建物など)のサイズが大きくて見やすく(また解りやすい)、操作しているキャラクターの移動速度が比較的速いうえに「斜め移動」もできるため、街やダンジョン、全体マップでの移動に関してのストレスが非常に少ないものになっています。

全体マップは、ある程度の地域ごとに分けられており、地域内では進んだ方向にスクロールしていきますが、その地域の端まで進むと次の地域にマップが切り替るという仕様になっていました。また全体マップのときのみ、コマンドからその地域のマップを見ることが出来たため、自分達の位置(マップ上で赤いマークになる)や目的地の把握がしやすいのが便利でした。

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えー、もう今回1回で終わらせることは無理だと解ったので、次に本作のある種「目玉」でもある「お着替えシステム」について説明して前編を終わりとしましょう。本作にて各キャラに武器や鎧、盾などを装備させようとすると、画面が切り替りそのキャラが現在装備中のアイテム一覧と装備によるキャラの能力、そしてそのキャラが現在装備している鎧を装備した状態のグラフィックがどどんと画面に表示されるのです。
しかもどの装備も結構エロエロしい!(感涙

本作では防具の能力は単純に防御力の高さだけでなく、素早さや魔法防御力に与える影響も重要になってきます。なかには防御力よりも素早さ(魔法防御)のほうが大きく上がる装備などもあり、どの能力を重要視して装備品を考えるのかは、それぞれのキャラのもつ「資質レベル」により変わり、また資質レベルにより装備できない装備などもあります(「資質レベル」については後編で説明)。

しかし、その装備がどのパラメータがあがるものなのかは装備してみないと解らないし、買ってみたらまだ装備できないものだったという場合もあります。そこで本作の防具屋には「試着室」というものがあり、そこで売っている防具を試着しパラメーターの変化とグラフィックを確認することができるのです。便利ですね。

ただし容量の都合だと思うのですが、幼女であるトゥア以外のお着替え時のキャラグラフィックは全員共通のものとなっており、親衛隊で最もグラマラスなラクロアと、最もスレンダーなケスレーが同じ体つきという色々大変な事態になってしまっていますw

というわけで前編はここまで、戦闘システム関係は次回の後編にて説明しようと思います。


プリンセス ミネルバ 【PCエンジン】プリンセス ミネルバ 【PCエンジン】
(1992/09/11)
不明

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