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発売年:1986年(MSX版は1988年)
開発元:ハミングバードソフト(MSX版はスキャップトラスト)
ジャンル:ファンタジー3DダンジョンRPG
発売機種:ファミコン、MSXなど
※画像は全てMSX版です

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「ディープダンジョン 魔洞戦記」は、1996年に「ABYSS II 帝王の涙」や「ラプラスの魔」でお馴染みの「ハミングバード」からファミリーコンピューターディスクシステム専用ソフトとして発売(発売はスクエア)された本格3Dダンジョンタイプのロールプレイングゲームで、後にシリーズ化し「IV」まで発売されました。

当時既にパソコンゲームに触れて「ウィザードリィ」や「ブラックオニキス」を知っていた人にとっては、まったく目新しさを感じない(むしろしょぼいとすら思えた)作品でしたが、ファミコンゲームとしては初の本格3DダンジョンRPGということになります。

本作は1988年に、「ガルフォース 創世の序曲」(PC版のAVG)などを製作した「スキャップトラスト」という会社によってMSX用に移植されました。主な内容は一緒ですが、一部設定が違うのと敵が微妙にアニメーションするように変更されていましたね。

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物語は平和な町「トール」の地下がいつの間にか魔物の巣窟となってしまったため、王は勇剣士「ルウ」を呼び寄せ国に伝わる伝説の盾、鎧、そして剣を与え魔物の討伐に向かわせた。

数日後にルウとともに地下に向かったはずのルウの従者が王の城に戻り、地下の様子とルウがさらに地下深くへと潜っていったことを告げて死んだ。それと同時に地下からおびただしい数の魔物があふれ出し、城の宝とエトナ姫の魂を奪っていってしまったのだ。

王はすぐさま町中の若者を集め、地下の魔物を退治し姫の魂を取り戻してくれたものに勇剣士の称号を与え、次の国王に任命すると約束した。プレイヤーはその若者のうちのひとりとなり、エトナ姫の魂を救うべく地下へと向かうというのが基本的なストーリーです。

そしてなんと行方不明になっていた勇剣士「ルウ」が実は…という、当時のRPGではなかなか珍しい顛末の作品でしたね。

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本作はウィザードリィのようにパーティを組んでダンジョン探索に向かうタイプではなく、初代ドラゴンクエストのように最初から最後までプレイヤーである主人公が一人で行動します。またキャラクターメイキングなどもなく、プレイヤーが決められるのは主人公の名前だけです。

ゲームは城のある町からスタートとなり、町では城に行って王様に合う、宿屋で体力回復、道具屋・武器屋・防具屋で買い物をする、地下に向かうなどの行動ができますが、町でダンジョンについての情報収集などは行えません。情報らしいものは、ダンジョンに既に潜っている別の冒険者たちから聞けるほか、たまに王様がそれっぽいことを教えてくれます。

町には教会や病院などの施設が無いため、プレイヤーがダンジョン内で死亡すると強制的にセーブした場所に戻されます。セーブについてはオートセーブなどは無くて、ダンジョンの中であればどこでも任意でセーブを行うことができました。

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地下に降りると3Dダンジョンでの探索となります。ダンジョン内では方向キーで移動し、目の前に扉がある場合はボタンを押すと中に入れます。そのとき「ドアを蹴破って中に踊りこんだ!」っていちいち表示されるのがちょっと面白かったですね(荒々しさ満点だなw

別のボタン(機種によって違うので)を押すとコマンド一覧が開き、そこでアイテム(体力回復のパンや毒を消す聖水など)を使用できたり、今たっている場所を調べたりすることができます。コマンドには戦う/持ち物/にげる/調べる/話すが表示されるのですが、実はこのコマンド一覧はちょっと手抜きで、戦闘時のものと共通なんです。なので敵のいないところで「逃げる」を選択できたり、戦闘中に「調べる」を選択できたりもします。まあどちらも拒否られるだけで意味は無いんですけどねw

ちなみに持ち物を開くと、現在装備している武器防具を確認することもできるのですが、武器と防具は 手に入れたものを強制的に装備するという仕様になっているため、複数武器の持ち替えなどはできませんでした。

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ダンジョンを歩いているとランダムエンカウントで敵に遭遇し戦闘となるのですが、本作はちょっとこのランダムエンカウントの仕様が変わっていて、「何もしなくても敵に遭遇する」仕様なんです。
プレイヤーが今の場所から1歩歩いたとき(あるいは方向を変えたとき)にランダムで敵に遭遇するというのが一般的な仕様だと思うんですが、本作ではぼーっと突っ立ってるだけでどんどん敵が襲ってきます。

レベル上げをしたい時なら放置してればどんどん敵が現れるんだから楽なんですけど、普通に探索してるときにちょっと考え事をして足を止めてるだけで敵が現れたり、一度戦闘が終わっても次の瞬間また敵が現れる可能性もあるので場合によっては厄介です。コマンド一覧を表示している間なら敵は登場しないので、ちょっと考え事をしたいと思ったら、すぐボタンを押してコマンド一覧を表示したほうが良いでしょう。

ちなみにこちらが一人ぼっちなのを察してくれてるのか、遭遇する敵は1種類のみかつ1匹のみ、つまり常にタイマン勝負となります。あと魔法というシステムが存在しないため、ダンジョン内での体力の回復は、すべてアイテム頼りとなっていました。

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本作ではゲームが始まって最初の地下一階でも「人食い熊」「冒険者」などの下手すれば一撃で殺されるような敵が登場するうえに、「逃げる」が成功する確率もあまり高くありません。なのでそこについては割り切って「セーブをこまめにする」という対策で乗り切るしかないでしょうw
逆にそういうやつらにでも勝てるようになってきたら、そのフロアは卒業と言えるかも知れません。

主人公にはレベル、体力(HP)、攻撃力(AP)、防御力(AC)以外パラメータが存在せず(経験値とかは抜いてね)、レベルが上がっても上昇するのは体力のみなため、戦闘での与ダメージ、被ダメージ、命中率、回避率などはかなり武器と防具に依存しているようです。なので強い敵に勝つには、とにかく良い武器防具をそろえることが重要でしょう。

ただしゲームが始まって最初にもらう300Gをすべて使って装備を買い揃えるのは危険です。序盤はタイマン勝負にギリギリで勝つということが多いため、1回戦闘が終わったら町に戻って宿屋で回復という繰り返しが必要になります。しかも倒した敵が必ずお金を落とすとは限らないので、何回か分の宿代は常に保持していないと手詰まりになってしまいますからね。

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とにかく良い武器防具をそろえるのが重要とはいいましたが、それには「先立つもの」つまり「お金(ゴールド)」が必要になりますよね?
しかし本作では敵が必ずお金を落とすとは限らないのですから、普通に戦っていたのでは金策もままなりません。宿代がかさんでジリ貧になる一方です。

そこで登場するのが、本作にて有効となる金策法、その名も
「ゴミ漁り」ですwww
ダンジョン内の特定の場所には「ゴミの山」というものがあり、そこで「調べる」を実行すると高確率で宝箱が見つかり、そこからいくらか(ランダム)お金を入手することができるんです。そして一度町に戻ると、そのゴミの山は復活するので、またそこに戻ってゴミを調べればお金が手に入る。これを繰り返せば序盤の金策にはかなり役に立ちます。

王様に命令され、国の未来を託された若者が地下に潜って
「ゴミ漁り」ですwww
泣けてきます。これはもはや社会問題としてニュースで取り上げられるべき事でしょうw

この方法は非常に有効ですが同時にデメリットもあり、ゴミの山から宝箱ではなく敵が現れる場合もあるのです。場合によっては人食い熊が飛び出してくることも。
ある~日、ゴミの山~、熊さんに~、出会った~♪思わず歌ってしまいますw

ゴミの山から大蜘蛛、大ナメクジ、骸骨、まあ熊なんかも飛び出してくるのは許しましょう。
しかし、ゴミの山から
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冒険者が飛び出してくるのはいかがなものでしょうw

いやいやいや、お前人間なのにこんなところでゴミに埋もれて何やってんだよwww





あ…



あー…




お前もゴミ漁ってたのね…。
これはやはり社会問題として、世間に訴えるべきですね…。
非常に 「ディープな話題」として。



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