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発売年:1989年
開発元:日本ファルコム
ジャンル:ファンタジー ARPG
発売機種:MSX2、ファミコン


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~今度は家族で冒険だ!~
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「ドラゴンスレイヤーⅣ ドラスレファミリー」は、1987年に日本ファルコムから発売されたアクションRPGで、そのタイトルの通り、日本ファルコムの「ドラゴンスレイヤー」シリーズの4作目にあたる。
※3作目は「ロマンシア」、5作目は「ソーサリアン」

本作はジャンルとしてアクションRPGとされているが、レベルやステータスなどの育成要素は無く、アクションRPGというよりも、後述する要素によりアクションパズルというほうが近いかもしれない。

それまでの「ドラゴンスレイヤーシリーズ」はPC88などのパソコンで発売されるのが普通だったが、本作はまず最初にファミコンで発売され、その同年にMSX版、MSX2版が後追いで発売、そしてそれ以外の機種には移植されなかったというちょっと異色な経歴のゲームであった。
ちなみにファミコン版は「ナムコット(ナムコ)」から発売されていた。

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■ストーリー
昔、ある村にドラゴンが現れ村人たちを苦しめていました。ある日その村へ一人の魔法近いがやってきて、村人たちを苦しめていたドラゴンを壁画の中に封じ込め、地中深くにいめてしまいました。

「その魔法近いというのが、お前たちのひいおじいさんなんだよ。」
木こりをして暮らしている「ウォーゼン一家」のおばあさんが孫達にそう話していると、ペットのポチが一枚の「鱗」を咥えて家に入ってきました。それはなんとドラゴンの鱗でした。

「ドラゴンが復活しようとしている…」
お父さんとお母さんはそういうとダンジョンに向かう支度を始めました。もし壁画に封じ込めたドラゴンが復活したならば、それを退治するのがこの「ウォーゼン一家」の本当の役目だったのです。
「ドラゴンなんか倒せるはずがない」と心配する子供たちにお母さんは言いました。
「大丈夫!ドラゴンスレーヤーがある」

4つの王冠によって守られた、ドラゴンを倒す事が出来る唯一の武器「ドラゴンスレイヤー」を手に入れられればドラゴンを倒す事が出来る。こうしてお父さん、お母さん、自ら協力を申し出た2人の子供、そしてペットのポチは、ドラゴンが復活する前にドラゴンスレーヤーを探しだすべくダンジョンへと向かったのであった。

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■システム
まずゲームが始まると、プレイヤーは「ウォーゼン一家」のなかから誰でプレイするかを決定する。先に説明しておくと、このゲームは「選んだキャラクターでクリアを目指す」訳ではない、家族それぞれには得手不得手や特別な能力があり、それを踏まえたうえで「状況に応じて使用するキャラクターを変える」のである。
簡単に家族の特徴を説明をしておくと、
ゼムン(父)…グローブを使う事で特定のブロックを動かす事が出来る
メイア(母)…ウィングを使う事で自由に空を飛ぶ事が出来る
ロアイス(兄)…唯一「ドラゴンスレイヤー」を装備できる
リルル(妹)…マトックを使う事で、特定のブロックを壊すことができる。またジャンプ力が他のキャラより高い
ポチ(ペット)…普段は犬の姿をしているが実はモンスター。モンスターなので敵から攻撃されない
※選んだキャラクターで冒険後に家に戻ってくれば、再度プレイキャラを選ぶ事が出来る

それ以外にプレイキャラではないが、
ジーラ(祖母)…選択するとゲームを再開するためのパスワードを教えてくれる
ドウエル(祖父)…選択するとゲームを再開するためのパスワードを入力できる

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家でキャラクターを選んだ直後か、フィールド上の宿屋に泊った後にはこのような画面になり、冒険に持っていくアイテムを3つまで選ぶことができる。アイテムの横にある数字はそのアイテムの個数で、白い数字が付いているアイテムは、そのキャラクターが装備できる事を現している。

前述した家族の特性は、ほとんどがあるアイテムが無いと特性を使えないものばかりなので、まずあるキャラクター(ポチなど)でダンジョンと探索し重要なアイテムを見つける。
今度はそこで見つけたアイテムを使用出来るキャラでしか行けないところへ行って、また特別なアイテムを探す。そしてまたそのアイテムを試用できる…という風に繰り返してゲームを進行して行く事になる。

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■ゲーム性
キャラクターの操作はカーソルキーでキャラクターを動かし、2つのボタン(キー)で攻撃とジャンプというシンプルなもので、それ以外の特別な操作は必要なかった(上を押しながらだと逆さつららでダメージ受けないなどの裏技的なものはあったが)。
ただし高いところから落ちると落下ダメージを受ける事と、攻撃するたびにMPが消耗することには注意が必要である。

ダンジョンの中にある見えているのに行けないような場所であっても、回り道すれば行けたり、触ると消えて通路になるブロックがある場合もあれば、特定のキャラでなければ絶対に行けない場所もある。通路を塞ぐようなブロックはがあったとして、これは壊すべきなのか、動かすべきなのか、それによっても選択するキャラクターも変わってくる。
本作「ドラスレファミリー」はそういう謎を試行錯誤しながら解いていくという高いパズル性に加え、頻繁に襲ってくるモンスターとの戦いや、上手くジャンプしてブロックや梯子に飛び乗ったり等のアクション性も要求されるゲームであった。

余談だがゲームイメージとしては、1995年にアスキーより発売された「ザ・キャッスル(エクセレント)」が近いと思われる。

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本作の謎解き要素の難易度は「それなりに高い」という程度なのだが、ゲーム全体の難易度を大きく引き上げている要素が一つある。
それはゲーム途中でのセーブ/ロードが一切できず、再開のパスワードを貰う、あるいは別キャラクターに変更する為には、どれだけダンジョンの奥深くにいても一度家に戻らないといけないという点である。

ダンジョンは縦に階層が16(1階層は1画面分の高さ)、横にエリアが4(1エリアの幅は3画面分の広さ)とかなり広大であり、その中には落ちるのは良いが登ってこれない巨大な縦穴などもある。
そんなダンジョンの奥深くにいて「今日はもうゲーム止めよう」と思っても、一番上の階総のさらに上にある家に戻るのは容易な事ではない。

もちろんそれについての対策もあり、フィールド上のどこかにある「ショップ」で「クリスタル」というものを購入していれば、それを使って一気に家に戻る事も可能であった。しかしどこのショップにもクリスタルが売っているとは限らないうえに、所持できるお金のMAXが100GPなのに、クリスタルの値段が95GPととんでも無く高い為簡単に手に入れる事は難しかった(実はある場所に30GPで売ってくれる店がある)、さらに変えたとしてもアイテムは装備していなければ使用する事が出来ず、装備するためには「宿屋」を利用しなければいけない為、ショップと宿屋の場所を覚える事も必須であった。

とはいえ「家庭用ゲーム機向け」ということもあってか、前作までの「ザナドゥ」や「ロマンシア」に比べると、はるかに「優しい」うえに「遊びやすい」ゲームであったことは確かである。

■BGM
本作のBGMについては、石川三恵子、古代祐三というファルコムミュージックのゴールデンコンビが担当しているだけあって聴きごたえのある名曲が多かった。
特に個人的にお勧めしたいのが、お母さん(メイア・ウォーゼン)のテーマ曲である。
この曲はちょっと聴いた感じだと「地味目」な特徴の無い曲に聞こえるのだが、終盤(上の動画で1:06ごろ)からの曲の変化は素晴らしいの一言に尽きると思う。

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■…と私。
当時このゲームはファミコン版を遊びました。しかし不思議な事にこのソフト、買った覚えも無いし、友人から借りた覚えもなくて、気が付いたら家にあったので遊んで、飽きた頃にいつの間にか無くなり、結局どこから来たものなのかがまったく不明でした。
(単に記憶がないだけなのかもしれませんがw)
ゲームそのものについては、全然攻略法とかも知らなくて、好みで妹とポチとだけでプレイしていた為、当然ながらクリアなんてできませんでしたw

今度時期を見てクリアしてみたい作品です。

最後にこのゲームのパッケージを手掛けたのは、以前紹介した「ロマンシア」の漫画版を書いた「円英智」氏でした。お母さん綺麗だなあw
(お父さんとお母さんのサイズ差がちょっとおかしいだろ!って思うのは私だけでしょうか?)


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